【初心者向け】NISAで長期保有したい日本株5選|注目企業を比較してみた

NISAで長期保有したい日本株5社を初心者向けに比較 投資・資産形成

NISAで日本株を買うなら、どんな会社を選べばいい?

NISAで投資を始めると、

「投資信託だけじゃなく日本株も買ってみたい」

「できれば長く持てる会社を選びたい」

と思う人もいるでしょう。

でも、日本にはたくさんの上場企業があります。

「トヨタ?」

「NTT?」

「銀行株?」

「高配当株がいい?」

と、どこから探せばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、NISAで長期保有を考える際に比較材料にしやすい日本企業を5社紹介します。

ただし、この記事で紹介する銘柄が「必ず値上がりする」「誰にでもおすすめ」という意味ではありません。

企業の特徴を知り、自分に合った銘柄を探すための候補として見ていきましょう。


NISAで個別株を買うことはできる?

まず確認しておきたいのがNISAの仕組みです。

現在のNISAでは、

成長投資枠

を利用して上場株式などに投資できます。

金融庁も、成長投資枠では上場株式等を投資対象としていると説明しています。

つまり、

NISAで日本株を長期保有する

という投資方法も可能です。

ただし、個別株は投資信託とは違い、基本的に自分で企業を選ぶ必要があります。


今回選んだ5社

今回紹介するのは、

企業主な特徴
KDDI通信+金融・エネルギーなど
NTT通信・ICT・データセンターなど
トヨタ自動車自動車・モビリティ
三菱商事総合商社・資源・食品など
三菱UFJFG銀行・金融サービス

です。

それぞれ事業内容が大きく違うため、**「どの企業が一番いいか」ではなく、「どんな特徴があるのか」**を比較していきます。


① KDDI|通信を中心に幅広い事業へ

まずはKDDIです。

KDDIと聞くと、

au

を思い浮かべる人が多いでしょう。

もちろん通信事業が大きな柱ですが、現在は通信だけではなく、

  • 金融
  • エネルギー
  • デバイス関連
  • Ponta・ローソン
  • 法人向けサービス
  • AI関連

など、事業領域を広げています。

KDDIは2026年3月期に売上高6兆719億円、営業利益1兆991億円、親会社所有者帰属利益7,071億円を計上。2027年3月期は売上高6兆4,100億円、調整後営業利益1兆2,100億円を予想しています。


KDDIの株主還元

KDDIは株主還元にも力を入れています。

2026年3月期の年間配当は80円。

2027年3月期は84円を予定しており、25期連続増配となる見込みです。

さらに2026年5月には、最大3,000億円の自己株式取得と、発行済み株式総数の5%超の自己株式消却を決議しています。


KDDIを見るときのポイント

KDDIを見るなら、

「通信の安定性+新しい事業の成長」

に注目したいところです。

一方で、通信業界は競争が激しく、設備投資も必要です。

配当だけでなく、

今後どの事業が利益成長を支えるのか

を見ることが重要です。


② NTT|通信インフラを支える巨大企業

次はNTTです。

NTTは日本の通信インフラを支える企業の一つです。

通信だけでなく、

  • ICT
  • データセンター
  • グローバル事業
  • 金融
  • エネルギー

など幅広い事業を展開しています。


NTTの株主還元

NTTは増配を継続している企業の一つです。

2026年度の年間配当は、

1株5.4円

を予想しています。

これは16期連続増配となる予定です。

さらに2026年5月には、最大2,000億円の自己株式取得も決議しています。


NTTを見るときのポイント

NTTのような通信インフラ企業を見る場合、

安定した事業基盤

が一つのポイントになります。

一方で、

「安定しているから株価も必ず上がる」

というわけではありません。

成長投資や通信市場の変化、金利、競争環境なども確認する必要があります。


③ トヨタ自動車|日本を代表するグローバル企業

3社目はトヨタ自動車です。

トヨタは日本を代表する自動車メーカーです。

世界中で事業を展開しているため、日本株でありながら、

海外経済や為替の影響も受けやすい企業

です。


トヨタの配当方針

トヨタは、

「安定的・継続的に増配を実施する」

という配当方針を掲げています。

2026年3月期の年間配当は95円。

2027年3月期は、

年間100円

を予想しています。


トヨタを見るときのポイント

トヨタの場合、

「自動車メーカー」だけで考えない

ことが重要です。

現在はモビリティカンパニーへの変革を進めています。

一方で、

  • 為替
  • 原材料価格
  • EV市場
  • ハイブリッド車
  • 世界の自動車需要
  • 米中などの経済環境

など、多くの要素が業績に影響します。

つまり、

安定した大型企業でありながら、景気や世界情勢の影響も受ける

という特徴があります。


④ 三菱商事|世界中で事業を展開する総合商社

4社目は三菱商事です。

総合商社は、

「何をしている会社なの?」

と思う人もいるかもしれません。

三菱商事は、

  • 天然ガス
  • 食品
  • 金属
  • 自動車
  • 化学品
  • 物流
  • 産業関連

など、非常に幅広い事業を展開しています。


三菱商事の株主還元

三菱商事は2025年度から始まった「経営戦略2027」でも、

累進配当

の方針を継続しています。

配当は、

2024年度
→ 年間100円

2025年度
→ 年間110円

2026年度予想
→ 年間125円

と増加する見通しです。


三菱商事を見るときのポイント

総合商社を見るときには、

「事業が多角化されている」

という点が特徴になります。

一方で、

  • 資源価格
  • 為替
  • 世界景気
  • 投資先企業
  • 海外情勢

など、さまざまな要因の影響を受けます。

「高配当だから買う」ではなく、

商社の事業構造そのものを理解する

ことが大切です。


⑤ 三菱UFJフィナンシャル・グループ|銀行株の代表格

5社目は、

三菱UFJフィナンシャル・グループ

です。

日本を代表する金融グループの一つで、

  • 銀行
  • 信託
  • 証券
  • カード
  • 海外金融事業

など幅広い金融サービスを展開しています。


MUFGの業績

2025年度の親会社株主純利益は、

2兆4,272億円

となり、3年連続で過去最高益を更新。

ROEは11.3%でした。


MUFGの配当

2026年3月期の年間配当は86円。

2027年3月期は、

年間96円

を予想しています。

2026年度の配当性向は40%程度を見込んでいます。


MUFGを見るときのポイント

銀行株を見るときは、

金利環境

が重要なポイントになります。

金利が上昇することで銀行の収益環境に変化が生じる可能性があります。

一方で、

  • 景気
  • 不良債権
  • 海外金融市場
  • 為替
  • 金融政策

などの影響も受けます。


5社を簡単に比較してみよう

企業主な特徴注目ポイント主なリスク
KDDI通信+成長領域安定収益・増配通信競争
NTT通信・ICTインフラ・株主還元成長性・競争
トヨタ自動車・モビリティ世界展開・成長投資為替・景気・自動車市場
三菱商事総合商社多角化・累進配当資源・世界景気
MUFG金融金利・収益力・増配金利・景気・金融市場

「高配当だから買う」は危険

今回紹介した企業には、配当を重視する投資家から注目される会社もあります。

ただし、

配当利回りだけを見て銘柄を選ぶのはおすすめできません。

例えば、

株価が大きく下落

配当利回りが上昇

「高配当だからお買い得!」

と見える場合があります。

でも、その背景に業績悪化があるかもしれません。

だからこそ、

配当+業績+財務+株価水準

を一緒に確認しましょう。


5社の中からどう選ぶ?

例えば、

安定性を重視したい

→ KDDI・NTTなど

世界的な企業に投資したい

→ トヨタ

幅広い事業に投資したい

→ 三菱商事

金融・金利環境に注目したい

→ MUFG

というように、企業ごとの特徴から考える方法があります。

もちろん、これはあくまで比較の入り口です。


「長期保有=何でも持ち続ける」ではない

ここは27記事目でも説明しましたが、とても重要です。

長期保有を目的として購入したとしても、

企業の状況が変われば見直す

必要があります。

例えば、

  • 業績が大幅に悪化
  • 配当方針が変更
  • 競争力が低下
  • 財務状況が悪化
  • 投資した理由がなくなった

などです。

「10年持つと決めたから絶対に売らない」

ではなく、

「10年持てる会社かを定期的に確認する」

という考え方がおすすめです。


日本株5社だけに集中していい?

今回の5社を全部買えば、

「かなり分散できる」

と思うかもしれません。

でも注意が必要です。

5社とも日本企業なので、

日本市場全体の影響

を受ける可能性があります。

また、

  • 通信
  • 自動車
  • 商社
  • 金融

と業種は分かれていますが、完全に独立しているわけではありません。

個別株だけで資産を作る場合は、

投資信託などとの組み合わせ

も検討できます。

日本株への投資を始めるなら

日本株を実際に購入するには証券口座が必要です。
NISAの成長投資枠を利用して日本株への投資を考えている方は、手数料や取扱商品、サービス内容などを比較して、自分に合った証券会社を選びましょう。

👉 日本株・NISAの取引を始めるならDMM株


初心者なら「少額から」でいい

個別株投資を始めると、

「100万円くらい必要なのかな?」

と思うかもしれません。

でも、現在は株式分割などによって以前より購入しやすくなった企業もあります。

また、証券会社によっては単元未満株のサービスを利用できる場合もあります。

そのため、

いきなり大きな金額を投資する必要はありません。

まず企業を知るところから始めてもいいでしょう。


株価だけではなく「会社」を買う

個別株投資で一番大切なのは、

株価の数字だけを見ないこと

です。

例えば、

「1,000円だから安い」

「5,000円だから高い」

とは限りません。

重要なのは、

その株価が企業の利益や資産に対して割高なのか、割安なのか

です。

そこで、

  • PER
  • PBR
  • ROE
  • 配当利回り
  • EPS
  • 営業利益

などを見ることになります。

👉 「【初心者向け】NISAで日本株を選ぶなら?長期保有したい銘柄の選び方7つのポイント」


今回の5社は「買い推奨」ではありません

この記事で紹介した5社は、

「今すぐ買うべき5銘柄」

という意味ではありません。

あくまで、

日本株を調べるときの候補として知っておきたい企業

という位置づけです。

株価は日々変動しますし、企業の業績や経営環境も変化します。

実際に購入するときは、最新の決算やIR情報を確認しましょう。


まとめ|まずは「知っている会社」から調べてみよう

今回はNISAで長期保有を考える際の比較候補として、

  • KDDI
  • NTT
  • トヨタ自動車
  • 三菱商事
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ

の5社を紹介しました。

それぞれ、

KDDI・NTT
→ 通信・インフラ

トヨタ
→ 自動車・モビリティ

三菱商事
→ 総合商社

MUFG
→ 金融

というように、事業内容が大きく異なります。

大切なのは、

「どの会社が一番おすすめ?」

ではなく、

「自分はどんな会社に投資したい?」

と考えること。

そして、

業績・配当・財務・株価水準・将来性

を確認してから判断しましょう。

NISAを利用しても株価下落のリスクはなくなりません。

個別株は投資信託よりも企業ごとの影響を受けやすいため、無理のない金額から始めることをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました