投資を始めたいけど、何から準備すればいい?
「そろそろ投資を始めたい」
「NISAを使ってみたい」
NISAを始める前に知っておきたい注意点については、「【初心者向け】NISAで投資を始める前に知っておきたい5つの注意点」で詳しく解説しています。
「でも、何を準備すればいいのか分からない……」
そんな人も多いのではないでしょうか。
投資は、証券口座を開設して商品を購入すれば始められます。
ただ、いきなり商品を購入する前に、いくつか準備しておきたいことがあります。
特に投資初心者の場合、
- 投資する目的
- 家計の状況
- 生活防衛資金
- 投資期間
- リスク
- 投資する商品
- 証券口座
などを整理しておくと、投資を始めてから迷いにくくなります。
この記事では、これから投資を始める人が最初に準備しておきたい7つのポイントを、初心者向けに分かりやすく解説します。
① 投資する目的を決める
最初に考えたいのが、
「何のために投資するのか?」
です。
例えば、
- 老後の生活資金
- 将来の資産形成
- 住宅購入資金
- 教育資金
- 将来使う予定のないお金を運用したい
など、人によって目的は違います。
目的が決まっていないと、
「株価が上がっているから買ってみよう」
「SNSでおすすめされていたから買おう」
といった、その場の判断をしやすくなります。
まずは、
「自分は何のために投資するのか?」
を考えてみましょう。
投資の目的によって考え方は変わる
例えば、
5年後に使う予定のお金
と、
20年以上先に使う予定のお金
では、投資との付き合い方が変わります。
近い将来に使う予定のお金なら、価格変動の大きい商品にすべて投資するのは慎重に考える必要があります。
一方、長期間使う予定のないお金なら、長期的な資産形成を目的とした投資を検討できます。
つまり、
「いつ使うお金なのか?」
を考えることが大切です。
② 自分の家計を把握する
次に、
「毎月のお金がどう動いているのか?」
を確認しましょう。
難しい家計簿を作る必要はありません。
まずは、
収入
- 給料
- 副収入
支出
- 家賃
- 食費
- 光熱費
- 通信費
- 保険
- 車関連費
- 趣味・娯楽
- その他
などを大まかに確認します。
そして、
「毎月どのくらいお金が残っているのか?」
を把握しましょう。
投資を始める前に、まず家計や毎月のお金の流れを見直したい方は、「会社員のお金、何から始めればいい?まず見直したい5つのポイント」も参考にしてください。
投資額を決める前に家計を見る
投資を始めると、
「できるだけたくさん投資したい」
と思うかもしれません。
でも、
投資額を先に決めるのではなく、家計を確認してから決める
ことが大切です。
毎月の生活に余裕がない状態で無理に投資すると、途中で積立を止めることになるかもしれません。
投資は、
無理なく続けられる金額
を意識しましょう。
③ 生活防衛資金を確認する
投資を始める前に、
急な出費に対応できるお金
があるか確認しましょう。
例えば、
- 急な病気やケガ
- 家電の故障
- 車の修理
- 収入が減ったとき
- 突発的な出費
などです。
こうしたときに使うお金まで投資してしまうと、
相場が下落しているときに売却しなければならない
可能性があります。
そのため、
すぐ使う可能性があるお金と、長期間使わないお金を分ける
ことが大切です。
「投資できるお金」と「投資しないお金」を分ける
簡単に考えるなら、
投資に向いていないお金
- 生活費
- 家賃
- 近いうちに必要なお金
- 急な出費に備えるお金
投資を検討できるお金
- 当面使う予定がないお金
- 長期的な資産形成に回せるお金
- 生活を圧迫しない余裕資金
というように分けて考えます。
④ 投資期間を決める
次に、
「いつ頃まで投資するのか?」
を考えましょう。
例えば、
5年後に使う。
10年後に使う。
20年後に使う。
では、投資との付き合い方が変わります。
特に株式投資では、短期間で価格が大きく変動する可能性があります。
そのため、
長期間使う予定のないお金を運用する
という考え方が重要です。
長期投資なら短期の値動きだけを見ない
投資を始めると、
「昨日より1万円増えた!」
「今日は3万円減った……」
と、毎日の値動きが気になるかもしれません。
でも、長期投資を目的としているなら、
毎日の値動きだけで判断する必要はありません。
投資を始める前に、
「自分はどのくらいの期間、投資を続けるのか?」
を決めておくと、短期的な値動きに振り回されにくくなります。
⑤ 自分が取れるリスクを考える
投資にはリスクがあります。
株式投資なら、
価格が上がる可能性がある一方、下がる可能性もあります。
ここで大切なのが、
「どのくらいの値下がりなら耐えられるか?」
です。
例えば、
100万円投資したものが、
90万円になる。
80万円になる。
70万円になる。
という状況を想像してみましょう。
値下がりしたときの自分を想像する
「70万円になっても長期的な目的は変わらない」
という人と、
「10万円減っただけでも怖くなって売ってしまう」
という人では、適した投資方法が違ってくる可能性があります。
だからこそ、
利益だけでなく、損失が出たときのことも考える
ことが大切です。
⑥ 投資する商品を決める
ここまで準備できたら、
「何に投資するのか?」
を考えます。
投資商品には、
- 株式
- 投資信託
- ETF
- 債券
- REIT
などがあります。
初心者の場合は、まず自分が仕組みを理解できる商品から検討することが大切です。
投資信託を選ぶときのポイント
投資信託なら、
- 何に投資しているか
- どの指数に連動するか
- 信託報酬などのコスト
- 純資産総額
- 分散範囲
- NISA対象か
などを確認します。
投資信託の選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
S&P500と全世界株式も比較してみよう
インデックス投資を考える場合、
S&P500
や
全世界株式
は代表的な選択肢の一つです。
S&P500は米国の代表的な大型株を中心とする指数。
全世界株式は複数の国や地域に分散することを目指す商品・指数があります。
どちらが絶対に正解というわけではありません。
自分の考え方に合うかを確認しましょう。
詳しい比較はこちらの記事で解説しています。
⑦ 証券口座とNISAを準備する
投資する商品や方針が決まったら、
証券口座
を準備します。
証券会社によって、
- 取扱商品
- 手数料
- 積立設定
- ポイントサービス
- アプリの使いやすさ
などが異なります。
自分が使いやすい証券会社を選びましょう。
NISAを利用するなら制度も確認
NISAを利用する場合は、
つみたて投資枠
と
成長投資枠
について確認しておきましょう。
また、
購入したい商品がNISAの対象になっているか
も確認が必要です。
NISAについて基本から知りたい方はこちら。
口座を作ったらすぐ買わなくてもいい
証券口座を開設すると、
「せっかく口座を作ったんだから、すぐ買わないと」
と思うかもしれません。
でも、焦る必要はありません。
まずは、
- 投資目的
- 家計
- 投資期間
- リスク
- 商品
を整理してから購入しても大丈夫です。
「口座開設=すぐ購入」ではない
と覚えておきましょう。
投資を始める前のチェックリスト
最後に、これだけ確認しておきましょう。
☑ 投資の目的を決めた
何のために投資するのか?
☑ 家計を把握した
毎月どのくらい使っているのか?
☑ 生活防衛資金を確認した
急な出費に対応できる?
☑ 投資期間を決めた
いつ頃まで運用する?
☑ リスクを理解した
値下がりしても続けられる?
☑ 投資商品を理解した
何に投資するのか分かっている?
☑ 証券口座・NISAを確認した
購入方法や利用できる制度を確認した?
投資は「準備してから始める」ことが大切
投資を始めること自体は、決して難しいことではありません。
でも、
準備不足のまま始めると、途中で迷いやすくなります。
例えば、
「何のために投資しているのか分からない」
「どれくらいのリスクを取ればいいか分からない」
「下落したら怖くなった」
ということが起こるかもしれません。
だからこそ、
投資を始める前に、自分の目的と家計を整理しておく
ことが大切です。
まとめ|投資は準備から始まっている
投資を始める前には、
- 投資する目的を決める
- 家計を把握する
- 生活防衛資金を確認する
- 投資期間を決める
- 自分が取れるリスクを考える
- 投資する商品を決める
- 証券口座とNISAを準備する
という7つを確認しておきましょう。
いきなり商品を買うのではなく、
「なぜ投資するのか?」
から考えることが、長く続けるための第一歩です。
投資には元本割れの可能性があります。
生活に必要なお金まで投資に回すのではなく、無理のない範囲で、自分に合った方法を選びましょう。


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