昨日8月17日は、日本の4〜6月期GDP速報値が発表されたほか、日経平均が5日続伸して6万9,000円台に乗せるなど、国内外の金融市場で注目材料が相次ぎました。
一方、米国市場では株価が反落し、原油価格の上昇や米長期金利の上昇が意識されました。
今回は、8月17日に注目された投資関連ニュースを5つに絞って、投資家がチェックしておきたいポイントとあわせて解説します。
昨日の投資関連ニュース5選
① 日本の4〜6月期GDP、実質年率1.1%増
昨日発表された2026年4〜6月期の実質GDP速報値は、前期比0.3%増、年率換算で1.1%増となりました。
3四半期連続のプラス成長となったものの、市場予想の年率2.0%増を下回りました。個人消費や設備投資の弱さが成長を抑えた形です。
今回のGDPで特に注目したいのは、
「日本経済はプラス成長を続けているものの、内需には弱さがある」
という点です。
一方、輸出は米国向け自動車やAI関連需要などを背景に下支え要因となりました。
投資家が見るポイント
GDPが予想を下回ったことで、日本銀行の金融政策にも注目が集まります。
景気が弱ければ利上げを急ぎにくくなる一方、物価上昇や円安が続けば金融引き締めが意識される可能性があります。
今後は8月21日に予定されている全国CPIなど、物価関連指標にも注目です。
② 日経平均が5日続伸、6万9,000円台へ
17日の東京株式市場では、日経平均株価が前週末比506円45銭高の6万9,220円25銭となり、5営業日続伸しました。
一方、TOPIXは13.09ポイント安の4,184.11ポイントとなっています。
日経平均を押し上げた要因の一つが、AI・半導体関連株の上昇です。
特に半導体関連銘柄への買いが続いており、日経平均の上昇を支えました。
ここは、以前作った**「NISAで買いたい半導体株おすすめ5選」**ともつながるポイントです。
半導体株はAI・データセンター投資などの成長テーマと関係する一方、株価が大きく動くこともあるため、業績と株価水準の両方を見る必要があります。
投資家が見るポイント
日経平均が6万9,000円台まで上昇しているため、今後は
「企業業績が株価の上昇についてきているのか」
が重要になってきます。
指数が上昇しているからといって、すべての銘柄が上昇しているわけではありません。
③ 米国株は3指数そろって下落、原油価格と長期金利が上昇
17日の米国株式市場では、主要3指数がそろって下落しました。
S&P500は0.37%安、ダウ平均は0.49%安、ナスダックは0.31%安となりました。
背景の一つとなったのが、原油価格の上昇と米国債利回りの上昇です。
ブレント原油は一時90ドルを超え、米10年国債利回りも4.72%台まで上昇しました。
米国ではイラン情勢を巡る不透明感が続いており、原油供給への懸念がエネルギー価格を押し上げています。
投資家が見るポイント
原油価格が上昇すると、エネルギー関連企業には追い風となる一方、輸送費や製造コストなどの上昇を通じて企業業績に負担となる可能性があります。
日本株でも、**「NISAで買いたいエネルギー株おすすめ5選」**で紹介したようなエネルギー関連企業を見るときには、原油価格や為替の動きもチェックしておきたいところです。
④ 日本の長期金利が30年ぶりの高水準に
17日の国内債券市場では、新発10年国債利回りが一時**2.925%**まで上昇し、約30年ぶりの高水準となりました。
GDPが市場予想を下回った一方で、債券市場では日銀の追加利上げ観測が意識されています。
さらに、米国でも長期金利が上昇しており、日米の金利動向が為替や株式市場に影響する可能性があります。
投資家が見るポイント
金利が上昇すると、一般的には
- 銀行株にはプラス材料になりやすい
- 高PERの成長株には逆風となる可能性
- 住宅関連など金利に敏感な業種には注意
- 円相場にも影響
といった動きが考えられます。
今後予定している**「NISAで買いたい銀行株おすすめ5選」**にもつながる重要なテーマです。
⑤ 金価格も上昇、原油・金利とともに注目度アップ
17日の市場では、金価格も上昇しました。
金はドル安に加えて、米国の財政・債務への懸念や長期金利の動向などを背景に買われました。
一方、原油価格も中東情勢を背景に上昇しています。
株式市場だけを見るのではなく、
株式・為替・金利・原油・金
をセットで見ることで、その日の市場全体の流れが分かりやすくなります。
特に金は、株式とは異なる値動きをする可能性があるため、長期的な資産分散を考えるうえでも注目される資産です。
当ブログでも今後、
「金投資の基本」→「金の投資方法比較」→「三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド)」
と順番に詳しく解説していく予定です。
昨日のマーケットをまとめると?
8月17日の市場を簡単に整理すると、こんな動きでした。
| 項目 | 8月17日の動き | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 日経平均 | 69,220.25円 | 5日続伸 |
| TOPIX | 4,184.11pt | 反落 |
| 米国株 | 3指数下落 | 原油・金利上昇が重荷 |
| ドル円 | 159〜160円台 | 日米金利差に注目 |
| 原油 | 上昇 | 中東情勢を警戒 |
| 金 | 上昇 | 財政・地政学リスクなどを意識 |
| 日本10年債利回り | 一時2.925% | 約30年ぶりの高水準 |
日経平均は強い一方で、TOPIXは下落しており、「日本株全体が一様に強い」という状況ではない点にも注意したいところです。
今日の投資家が注目したいポイント
8月18日の市場では、特に次の3点を見ておきたいところです。
① 日本株の上昇が続くか
日経平均は5日続伸し、6万9,000円台まで上昇しました。
半導体関連株が相場を押し上げていますが、上昇が一部銘柄に偏っていないかにも注目です。
② 金利上昇が株式市場にどう影響するか
日本の長期金利が約30年ぶりの水準まで上昇しています。
銀行株などには追い風となる可能性がある一方、金利上昇が企業の資金調達コストや株価評価にどのような影響を与えるのか確認したいところです。
③ 原油・金・為替の動き
中東情勢を背景に原油価格が上昇し、金も買われています。
さらにドル円は159〜160円台を中心に推移しており、為替も日本企業の業績を左右する重要な材料です。
今回のニュースから考えられる投資先
今回のニュースを投資テーマに置き換えると、
AI・半導体
→ 半導体関連株
金利上昇
→ 銀行株
原油・エネルギー価格
→ エネルギー関連株
地政学・財政リスク
→ 金などの資産
というように、それぞれ違った投資テーマにつながります。
すでに公開している**「NISAで買いたい半導体株おすすめ5選」、「NISAで買いたい通信株おすすめ5選」、「NISAで買いたいエネルギー株おすすめ5選」**も、今回のニュースと合わせて読むと、より理解しやすくなります。
NISAで個別株を始める場合は、**「DMM株でNISAを始める」や「松井証券でNISAを始める」**など、証券会社のサービスも比較して、自分に合った口座を選びましょう。
まとめ
8月17日は、
日本GDPが市場予想を下回る
↓
日経平均は半導体株を中心に5日続伸
↓
米国株は原油・長期金利上昇を受けて下落
↓
日本の長期金利も約30年ぶりの水準へ
↓
金や原油などにも資金が向かう
という、かなり材料の多い一日でした。
特に今後は、
「株価だけを見るのではなく、金利・為替・原油・金まで含めて市場を見る」
ことが重要になりそうです。
今日の相場では、日経平均の6万9,000円台定着、半導体株の動き、円相場、そして長期金利の上昇が続くかに注目したいところです。
※本記事は2026年8月18日朝時点で確認できた情報をもとに作成しています。市場データは変動するため、投資判断を行う際は最新情報をご確認ください。


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