投資を始めたけど、何に気をつければいい?
NISAなどを使って投資を始める人が増えています。
「将来のために資産形成をしたい」
「預金だけではなく投資も始めたい」
「NISAを使って少しずつ積み立てたい」
そんな人にとって、投資は長期的な資産形成を考える選択肢の一つです。
一方で、投資を始めたばかりの頃は、
「もっと増やしたい」
「今買ったほうがいい?」
「値下がりしたけど売ったほうがいい?」
など、さまざまな迷いが出てきます。
そこで今回は、投資初心者がやりがちな失敗を7つ紹介します。
これから投資を始める人はもちろん、すでに投資を始めている人も、一度チェックしてみてください。
① 生活に必要なお金まで投資してしまう
最初に注意したいのが、
生活に必要なお金まで投資してしまうこと
です。
投資を始めると、
「できるだけ早く資産を増やしたい」
と思うかもしれません。
しかし、株式や投資信託には価格変動があります。
金融庁も、株式や投資信託などは元本割れのおそれがあると説明しています。
例えば、
100万円投資する
↓
相場が下落する
↓
評価額が70万円になる
ということも考えられます。
そのタイミングで家賃や生活費が必要になれば、損失が出ている状態で売却しなければならない可能性があります。
だからこそ、
投資するお金と生活に必要なお金を分ける
ことが大切です。
まず家計を確認しよう
投資を始める前に、
- 毎月の収入
- 毎月の支出
- 貯金
- 近いうちに必要なお金
- 急な出費への備え
などを確認しておきましょう。
投資を始める前の準備については、
👉 「【初心者向け】投資を始める前に準備すること7つ|口座・家計・目標の決め方」
でも詳しく解説しています。
② SNSやランキングだけで商品を決める
投資を始めると、
「今おすすめの投資信託」
「絶対買っておきたい銘柄」
「初心者におすすめランキング」
などの情報が目に入ります。
もちろん情報収集は大切です。
でも、
人気だからという理由だけで購入するのは避けましょう。
投資商品は、それぞれ特徴が違います。
例えば、
- 投資対象
- リスク
- コスト
- 分散範囲
- 運用方針
などが異なります。
自分で商品の中身を確認する
人気ランキングを見ること自体が悪いわけではありません。
ランキングを参考にしたうえで、
「なぜこの商品が人気なのか?」
を確認してみましょう。
投資信託の選び方については、
で詳しく紹介しています。
③ 短期間で大きく儲けようとする
投資を始めると、
「できるだけ早く資産を増やしたい」
と思うことがあります。
これは自然な気持ちです。
しかし、
短期間で大きな利益を狙うほど、大きなリスクを取ることになる場合があります。
例えば、
「短期間で2倍にしたい」
と考えて、値動きの大きな商品に資金を集中させる方法です。
うまくいけば大きな利益になる可能性がありますが、逆に大きな損失になる可能性もあります。
長期・積立・分散を意識する
金融庁は、資産形成の基本的な考え方として長期・積立・分散投資を紹介しています。
長期投資では短期的な値動きだけで判断せず、長い期間で資産形成を考えます。
積立投資では、決まった金額を継続的に投資します。
分散投資では、投資先を分散することで価格変動の影響を抑えることを目指します。
もちろん、これらを実践すれば損失がなくなるわけではありません。
④ 値上がりした商品を焦って買う
「この商品、最近すごく上がっている!」
そんな情報を見ると、
「今買わないと乗り遅れる!」
と思ってしまうことがあります。
しかし、
過去に値上がりしたからといって、これからも上がるとは限りません。
価格が上がった理由や、その商品の特徴を確認することが大切です。
「乗り遅れた」と焦らない
投資では、
「買わなかったから損をした」
という考え方になりやすいです。
でも、実際には、
買わなかったことによる損失はありません。
分からない商品を焦って購入するより、
「今はよく分からないから調べてからにしよう」
と考えることも立派な投資判断です。
⑤ 値下がりしたらパニックになって売る
投資初心者にとって、かなり大きな壁になるのが、
相場の下落
です。
例えば、
100万円
↓
90万円
↓
80万円
と評価額が下がると、
「このままもっと下がるかも」
と不安になるでしょう。
そこで慌てて売却すると、損失が確定します。
投資する前に「下落する可能性」を考える
投資を始める前に、
「もし30%下がったら、自分はどうする?」
と考えてみましょう。
例えば、
100万円 → 70万円
になったとしても、
「長期的な目的は変わらない」
と考えられるでしょうか。
もし難しいなら、投資金額や商品のリスクを見直す必要があるかもしれません。
金融庁も、市場が大きく変動する場合でも、長期・積立・分散投資の意義を理解し、冷静に投資判断をすることが重要だとしています。
⑥ 手数料を確認せずに商品を選ぶ
投資信託などを選ぶときは、
コスト
も確認しましょう。
特に投資信託では、
信託報酬
などの費用があります。
同じような投資対象の商品でも、コストが異なる場合があります。
長期的に保有するなら、こうした違いも確認しておきたいところです。
手数料だけで決めるのもNG
ここも大切です。
「一番手数料が安い商品だから絶対に良い」
というわけではありません。
- 何に投資しているか
- どの指数に連動するか
- コスト
- 純資産総額
- NISA対象か
- 自分の投資目的に合うか
などを総合的に確認しましょう。
⑦ 投資方針を頻繁に変える
最後は、
投資方針をコロコロ変えること
です。
例えば、
S&P500を買う
↓
「全世界株式のほうがいいかも」
↓
全世界株式に変更
↓
「やっぱり個別株がいい」
↓
個別株を購入
というように、情報を見るたびに投資先を変えてしまうケースです。
投資する前にルールを決める
投資を始める前に、
- 何のために投資するか
- 何年間続けるか
- いくら投資するか
- 何に投資するか
- どんな場合に見直すか
を決めておくと、感情に流されにくくなります。
特に長期投資では、
毎日の値動きで投資方針を変更しない
ことも重要です。
S&P500と全世界株式、どちらを選ぶ?
投資初心者が迷いやすいテーマの一つが、
S&P500と全世界株式のどちらにするか
です。
S&P500は米国の代表的な大型株を中心とする指数。
全世界株式は複数の国や地域に分散することを目指す商品・指数があります。
どちらが絶対に正解というわけではありません。
大切なのは、
自分が投資している内容を理解すること
です。
詳しい比較については、
を参考にしてください。
NISAだから失敗しない、とは限らない
NISAは便利な制度ですが、
NISAを使えば投資のリスクがなくなるわけではありません。
NISAは、一定の条件のもとで投資による利益を非課税にできる制度です。
一方、投資商品そのものの価格が下落する可能性はあります。
金融庁も、NISAを活用する際には自分のライフプランや資金ニーズを踏まえ、投資にはリスクや元本割れのおそれがあることを理解することが重要だとしています。
NISAの注意点については、
👉 「【初心者向け】NISAで投資を始める前に知っておきたい5つの注意点」
もあわせてご覧ください。
投資初心者が覚えておきたいこと
投資では、
「失敗しないこと」
よりも、
「大きな失敗を避けること」
を意識するほうが大切です。
そのためには、
- 生活資金を投資しない
- よく分からない商品を買わない
- 短期的な利益を追いすぎない
- 値下がりで慌てない
- 手数料を確認する
- 投資方針を簡単に変えない
といった基本を守ることが重要です。
まとめ|投資は「続けられる仕組み」を作ろう
投資初心者がやりがちな失敗は、
- 生活に必要なお金まで投資する
- SNSやランキングだけで商品を決める
- 短期間で大きく儲けようとする
- 値上がりした商品を焦って買う
- 値下がりするとパニックになって売る
- 手数料を確認せずに商品を選ぶ
- 投資方針を頻繁に変える
の7つです。
投資には元本割れの可能性があります。
だからこそ、
「どうやって大きく儲けるか?」
だけではなく、
「どうすれば無理なく長く続けられるか?」
を考えてみましょう。
金融庁も、資産形成では家計管理やライフプランニングに加えて、長期・積立・分散投資を基本的な考え方として紹介しています。
焦らず、自分が理解できる商品と無理のない金額から始めることが、長期的な資産形成につながる一歩です。


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