【初心者向け】株価が暴落したらどうする?投資で慌てないための7つの考え方

株価が暴落したときの対処法を初心者向けに解説 投資・資産形成

株価が暴落したら、どうすればいい?

投資を始めると、いつか気になるのが、

「もし株価が大きく下がったらどうすればいい?」

という問題です。

普段は順調に資産が増えていても、株式市場は常に上昇するわけではありません。

突然大きく下落することもあります。

実際に投資をしていると、

「今すぐ売ったほうがいいのかな?」

「もっと下がる前に逃げたほうがいい?」

「積立を続けて大丈夫?」

と不安になることもあるでしょう。

株式や投資信託には元本割れの可能性があります。金融庁も、資産形成では長期・積立・分散投資を基本的な考え方の一つとして紹介しています。

この記事では、株価が大きく下落したときに慌てないための考え方を、初心者向けに解説します。


① まず「暴落=投資失敗」と考えない

株価が大きく下がると、

「投資に失敗した」

と思ってしまうかもしれません。

でも、株式市場では価格が上がったり下がったりすること自体は珍しいことではありません。

投資信託も市場の影響を受けて基準価額が変動します。

つまり、

値下がりした=投資方法が間違っていた

とは限りません。


評価額が減っているだけの場合もある

例えば、

100万円を投資

評価額80万円

になったとします。

この時点では、

20万円の評価損

です。

まだ売却していなければ、その価格で損失が確定したわけではありません。

もちろん、その後さらに価格が下がる可能性もあります。

だからこそ、

「今いくらになっているか」だけで慌てて判断しない

ことが大切です。


② 何のために投資しているかを思い出す

株価が下がったときほど、

投資を始めた理由

を思い出しましょう。

例えば、

「老後の資産形成のため」

「10年、20年先のため」

「長期的に資産を作るため」

という目的で投資を始めたのであれば、

1日や1か月の値動きだけで判断する必要はありません。

逆に、

「短期間で利益を出したい」

という目的なら、長期積立とは違った考え方が必要になります。


③ 投資期間を確認する

暴落時には、

「このまま何年も下がり続けるのでは?」

と不安になります。

そこで確認したいのが、

「自分はいつお金を使う予定なのか?」

です。

例えば、

1年後に使う予定

→ 大きな価格変動を受ける投資には慎重になる必要があります。

10年以上先に使う予定

→ 短期的な値動きだけではなく、長期的な視点で考える余地があります。

もちろん、長期なら必ず利益が出るわけではありません。

ただ、長期投資では短期的な値動きだけで判断しないことが重要です。

金融庁も、長期投資によって複利効果が期待できることや、積立・分散と組み合わせて長期的に取り組む考え方を紹介しています。


④ 積立投資なら、すぐに止めない

毎月一定額を積み立てている場合、

「株価が下がったから積立を止めよう」

と考えることがあります。

でも、積立投資には、

価格が高いときには少ない口数、価格が安いときには多い口数を購入する

という特徴があります。

金融庁も、積立投資は一定額を継続的に投資する方法で、購入価格が高いときだけに偏ることを避ける効果が期待できると説明しています。

もちろん、

「下落したら必ず買い続ければ儲かる」

という意味ではありません。

投資対象や家計の状況を確認しながら判断することが大切です。


⑤ 「底」を当てようとしない

暴落すると、

「今が底なのかな?」

「もう少し下がる?」

「いつ買えば一番得?」

と考えたくなります。

でも、

市場の底や天井を正確に予測するのは簡単ではありません。

「もっと下がるまで待とう」

と思っていたら、そこから株価が上昇することもあります。

逆に、

「もう十分下がった」

と思って買ったら、さらに下落することもあります。

だから初心者の場合、

完璧なタイミングを当てようとしすぎない

ことも大切です。


⑥ 投資先が自分の目的に合っているか確認する

暴落したときこそ、

「この商品をなぜ買ったのか?」

を確認してみましょう。

例えば、

  • 全世界株式
  • S&P500
  • 個別株
  • ETF

など、投資先によって特徴は違います。

重要なのは、

価格が下がったから嫌になったのか、それとも投資する理由そのものがなくなったのか

を分けて考えることです。


S&P500や全世界株式なら中身を確認

例えばS&P500は米国の代表的な大型株を中心とする指数。

全世界株式は複数の国や地域への分散を目指す商品・指数があります。

それぞれ特徴が違います。

「暴落したから売る」ではなく、

「自分が選んだ投資先は何なのか?」

を改めて確認しましょう。

👉 「S&P500と全世界株式はどっち?選び方を徹底比較」


⑦ 生活資金が必要なら無理をしない

ここは非常に重要です。

「長期投資だから絶対に売ってはいけない」

ということではありません。

例えば、

  • 失業した
  • 大きな病気やケガをした
  • 家の修理が必要になった
  • 急な出費が発生した

など、生活のためにお金が必要になることがあります。

その場合は、

投資を続けることより生活を優先する

必要があります。

だからこそ、投資を始める前から生活防衛資金を確保しておくことが重要です。

👉 「【初心者向け】投資を始める前に準備すること7つ|口座・家計・目標の決め方」


暴落したときにやってはいけないこと

ここまでの話を踏まえて、特に注意したい行動をまとめます。

❌ パニックになって全部売る

「これ以上下がったら怖い」

という理由だけで、すべて売却してしまう。


❌ SNSの情報だけで判断する

「暴落する!」

「今すぐ逃げろ!」

「絶対に買い!」

など、極端な情報に振り回されないようにしましょう。


❌ 借金して買い増す

「安くなったからチャンス!」

と考えて、借金までして投資するのは避けましょう。


❌ 生活費まで投資する

投資資金と生活資金は分けておきましょう。


❌ 投資先を理解せずに持ち続ける

「いつか戻るだろう」

だけで保有するのも危険です。

なぜその商品を持っているのか、投資対象やリスクを理解しておきましょう。


暴落時こそ「投資ルール」を確認する

おすすめなのは、

株価が下がる前に自分のルールを決めておくこと

です。

例えば、

  • 毎月○万円を積み立てる
  • 長期投資を前提にする
  • 短期的な値動きでは売買しない
  • 生活防衛資金には手をつけない
  • 年に1回程度、投資方針を確認する

などです。

あらかじめルールを決めておけば、暴落したときに感情だけで判断しにくくなります。


「売る・持つ・買う」の3択だけではない

暴落すると、

売るか、持ち続けるか、買い増すか

の3択を考えてしまいがちです。

でも実際には、

何もしない

という選択肢もあります。

長期積立をしている人なら、

「今まで決めた積立をそのまま続ける」

という方法もあります。

投資では、

何もしないことも一つの判断

です。


暴落に備えてできること

暴落が起きてから考えるのではなく、

普段から準備しておく

ことが大切です。

① 生活防衛資金を確保する

投資資金とは別に、急な出費に備える。

② 投資金額を無理のない範囲にする

下落しても精神的に耐えられる金額にする。

③ 投資先を理解する

何に投資しているのか確認する。

④ 長期的な目的を決める

短期の値動きだけで判断しない。

⑤ SNSを見すぎない

情報収集は大切ですが、感情的な情報に振り回されないようにする。


NISAでも暴落は起こる

NISAを利用していても、

投資商品の価格変動そのものがなくなるわけではありません。

NISAは、一定の条件のもとで投資による利益を非課税にする制度です。

つまり、

NISA=元本保証

ではありません。

NISAを始める前に知っておきたい注意点については、こちらの記事も参考にしてください。

👉 「【初心者向け】NISAで投資を始める前に知っておきたい5つの注意点」


暴落は「投資をやめる理由」ではなく「投資を見直す機会」

株価が下落したとき、

「投資なんてやらなければよかった」

と思うこともあるでしょう。

でも、そこで一度、

「自分の投資方法は本当に自分に合っているのか?」

を確認してみましょう。

もし、

「下落しても長期的な目的は変わらない」

のであれば、投資方針を維持するという選択肢があります。

一方、

「想像以上に怖くて眠れない」

「生活費まで投資してしまっている」

のであれば、

投資金額や投資先を見直す必要があるかもしれません。


まとめ|暴落したときこそ冷静に

株価が暴落すると、不安になるのは自然なことです。

大切なのは、

「下がったから、とにかく売る」

と感情だけで判断しないこと。

まず、

  1. 投資の目的を確認する
  2. 投資期間を確認する
  3. 投資先の中身を確認する
  4. 生活資金と投資資金を分ける
  5. 積立投資ならルールを確認する
  6. 底を完璧に当てようとしない
  7. 必要なら投資方針を見直す

という順番で考えてみましょう。

金融庁も、投資には元本割れの可能性がある一方、長期・積立・分散を組み合わせることで価格変動の影響を抑えながら安定的な資産形成を目指す考え方を紹介しています。

暴落は避けられないことがあります。

だからこそ、

暴落しない投資を探すのではなく、暴落しても慌てない準備をしておく。

これが長期投資を続けるうえで大切な考え方です。

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