NISAで買いたい商社株おすすめ5選|長期保有で注目したい総合商社を比較

NISAで買いたい商社株おすすめ5選 投資・資産形成

「NISAで日本株を長期保有するなら、どんな銘柄を選べばいい?」

そんなときに候補の一つになるのが、総合商社です。

総合商社は、単純に商品を売買するだけではありません。

資源、エネルギー、食品、機械、金融、物流、インフラなど、幅広い事業に投資し、国内外の企業や事業を組み合わせながら利益を生み出しています。

そのため、

「1つの業界だけに依存しにくい」

という点が、総合商社の大きな特徴です。

一方で、資源価格、為替、海外景気、金利など、さまざまな要因から影響を受けるため、「商社株ならどれでもいい」というわけではありません。

そこで今回は、NISAで長期保有を検討する候補として、

  • 三菱商事
  • 伊藤忠商事
  • 三井物産
  • 住友商事
  • 丸紅

の5社を比較します。


商社株がNISAで注目される理由

総合商社の魅力を考えるうえで、まず知っておきたいのが事業の幅広さです。

例えば商社によって、

  • エネルギー
  • 金属・鉱物
  • 食品
  • 化学品
  • 機械
  • モビリティ
  • 不動産
  • インフラ
  • デジタル
  • ヘルスケア

など、さまざまな事業を展開しています。

そのため、ある事業が不調でも別の事業が利益を支える可能性があります。

ただし、これは「商社は絶対に安定している」という意味ではありません。

資源価格が下落したり、海外景気が悪化したり、為替が大きく変動したりすれば、業績に影響する可能性があります。

だからこそ、商社株を選ぶときは事業ポートフォリオを見ることが重要です。

NISAで長期投資を考えるなら、**「NISAとは?初心者向けに仕組みとメリットを解説」**もあわせて確認しておきましょう。


NISAで注目したい商社株おすすめ5選

今回取り上げるのは、この5銘柄です。

企業証券コード特徴
三菱商事8058資源・非資源のバランス
伊藤忠商事8001非資源分野に強み
三井物産8031資源・海外事業に強み
住友商事8053幅広い事業ポートフォリオ
丸紅8002食品・電力・資源など幅広い

それぞれ詳しく見ていきます。


1.三菱商事

証券コード:8058

三菱商事は、日本を代表する総合商社の一つです。

エネルギー、金属、食品、化学品、機械、インフラなど幅広い分野で事業を展開しています。

特に大きな特徴は、資源分野と非資源分野の両方に事業基盤を持っていることです。

2027年3月期第1四半期は、収益が前年同期比22.8%増の約5兆1,810億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は2,985億円で、前年同期比47.0%増となりました。

また、2026年度の年間配当は125円を見通しています。累進配当方針も継続しています。

三菱商事の注目ポイント

  • 総合商社最大手クラス
  • 資源・非資源の両方を展開
  • 海外事業にも強い
  • 株主還元を重視
  • 累進配当方針を継続

「大型総合商社を長期保有したい」

という人が比較しやすい銘柄です。

ただし、規模が大きいからといって株価が常に上昇するわけではないため、購入時の株価水準も確認しましょう。


2.伊藤忠商事

証券コード:8001

伊藤忠商事は、総合商社の中でも非資源分野に強みを持つ企業として知られています。

食品、繊維、住生活、情報・金融など、消費者に近い分野にも幅広く事業を展開しています。

2027年3月期第1四半期は、収益が前年同期比8.9%増の約3兆8,759億円、営業利益が20.3%増の約2,055億円、親会社株主帰属利益が3.5%増の約2,938億円でした。

2026年度は連結純利益9,500億円を計画しており、配当は1株44円以上を予定。

さらに3,000億円以上の自己株式取得も計画しています。

伊藤忠商事の注目ポイント

  • 非資源分野に強み
  • 食品・生活関連事業が幅広い
  • 高い収益性を目指す経営
  • 累進配当を明記
  • 自社株買いにも積極的

商社株の中でも、

「資源価格だけに左右されにくい事業構造を重視したい」

という視点で比較したい銘柄です。


3.三井物産

証券コード:8031

三井物産も日本を代表する総合商社です。

エネルギー、金属、機械・インフラ、化学品、生活産業など、幅広い事業を展開しています。

2027年3月期第1四半期は、収益が前年同期比31.7%増の約4兆3,476億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は約2,941億円となり、前年同期比53.4%増でした。

通期の当期利益予想は9,200億円を維持しています。

さらに、2027年3月期の年間配当は1株140円を予定。

加えて、最大2,000億円の自己株式取得も公表しています。

三井物産の注目ポイント

  • 資源・エネルギー分野に強み
  • 海外事業の規模が大きい
  • 機械・インフラなどにも展開
  • 増配を重視
  • 自己株式取得も実施

資源価格の上昇局面では恩恵を受ける事業がある一方、資源価格が下落した場合の影響も考えておく必要があります。


4.住友商事

証券コード:8053

住友商事は、メディア・デジタル、生活関連、インフラ、資源・化学品など、多様な事業を展開する総合商社です。

2027年3月期第1四半期は、収益が前年同期比9.0%増の約1兆9,494億円。

親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,901億円で前年同期比11.2%増となりました。

2027年3月期の通期利益予想は6,300億円。

2026年7月には1株を4株にする株式分割を実施しており、分割考慮後の2026年度年間配当予想は40円です。分割前換算では160円となります。

住友商事の注目ポイント

  • 幅広い事業ポートフォリオ
  • インフラ・デジタルなどにも展開
  • 資源・化学品もカバー
  • 累進配当方針
  • 自社株買いにも取り組む

商社の中でも、資源だけではなく幅広い事業を組み合わせている点に注目したい銘柄です。


5.丸紅

証券コード:8002

丸紅は、食料、電力、金融・リース、金属、エネルギー、航空・船舶など幅広い事業を展開しています。

2027年3月期第1四半期は、収益が前年同期比20.6%増の約2兆6,092億円、営業利益が54.7%増の約1,321億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が20.7%増の約1,864億円でした。

会社は2027年3月期の当期利益予想を5,800億円で据え置いています。

また、2026年度の年間配当予想は115円です。

丸紅の注目ポイント

  • 食料・電力など非資源分野も幅広い
  • 金属・エネルギー事業も展開
  • 航空・宇宙関連にも事業を持つ
  • 2027年3月期1Qは増収増益
  • 株主還元を拡大

今回の5社の中でも、事業ポートフォリオの変化と利益成長に注目したい商社です。


商社株5銘柄を比較

5社をざっくり整理すると、こんな違いがあります。

銘柄証券コード強み・特徴こんな人が比較したい
三菱商事8058資源・非資源の総合力大型商社を重視
伊藤忠商事8001非資源・生活関連非資源を重視
三井物産8031資源・海外事業資源・海外を重視
住友商事8053幅広い事業分散された事業構成を重視
丸紅8002食品・電力・資源など成長性も重視

ここで大切なのは、

「一番おすすめの商社を探す」

だけではありません。

自分がどんな投資をしたいのかによって、評価するポイントが変わるからです。


商社株を選ぶときの5つのポイント

① 資源と非資源のバランスを見る

商社株を比較するときに、まず確認したいのがこれです。

資源価格が上昇すると恩恵を受ける企業がある一方、資源価格が下落すれば逆風となる可能性があります。

一方、食品や生活関連、デジタル、インフラなどの非資源分野は、資源価格とは異なる値動きをする可能性があります。

そのため、

「資源だけに依存していないか」

という視点も重要です。


② 株主還元を見る

NISAで長期保有するなら、配当や自社株買いも確認したいところです。

今回紹介した商社各社でも、累進配当や自己株式取得など、株主還元を重視する動きがあります。

例えば三菱商事は累進配当を継続し、2026年度年間配当125円を見通しています。

伊藤忠商事も2026年度は44円以上の配当と3,000億円以上の自己株式取得を計画しています。

ただし、高配当だから株価が上がるとは限らない点には注意しましょう。


③ 資源価格を見る

商社株を見るなら、

原油・天然ガス・鉄鉱石・石炭・銅などの資源価格

も確認しておきたいところです。

資源関連事業を多く持つ商社ほど、市況変動の影響を受ける可能性があります。

一方、資源価格だけでなく、為替や事業売却、投資先の業績なども利益に影響します。


④ 海外事業・為替を見る

総合商社は海外事業の比率が高い企業も多く、為替の影響を受ける可能性があります。

円安がプラスになる企業もあれば、輸入コストなどを通じてマイナスになる場合もあります。

そのため、

「円安=商社株に必ずプラス」

と単純に考えるのは避けたいところです。


⑤ 投資先の入れ替えにも注目

商社は、企業を買収したり事業を売却したりしながらポートフォリオを変えていきます。

これが商社株の面白いところでもあります。

つまり、現在の事業内容だけを見るのではなく、

「これからどこに投資するのか?」

を見ることも重要です。


商社株は「資源株」とは少し違う

ここは意外と重要なポイントです。

商社株を、

「原油や鉄鉱石の価格が上がれば儲かる会社」

とだけ考えるのは少し違います。

総合商社は、

資源への投資

だけでなく、

食品・インフラ・金融・物流・デジタル・不動産などへの投資

も行っています。

そのため、資源価格が下落したとしても、別の事業が利益を支える可能性があります。

これが、単純な資源会社との大きな違いです。


NISAで商社株を長期保有するなら?

商社株は、NISAの成長投資枠を使った長期投資の候補として考えられます。

ただし、

「商社だから長期保有すれば安心」

というわけではありません。

株価が割高なタイミングで購入すれば、その後の調整によって含み損になる可能性もあります。

また、資源価格や為替、世界景気などの影響も受けます。

そのため、

業績 × 株価 × 配当 × 株主還元 × 事業ポートフォリオ

をセットで確認することが大切です。

NISAで個別株を購入するなら、DMM株でNISAを始める松井証券でNISAを始めるなど、証券会社のサービスも比較してみましょう。


結局どの商社株がおすすめ?

今回紹介した5社は、それぞれ特徴が違います。

大型商社としての総合力なら三菱商事

非資源・生活関連を重視するなら伊藤忠商事

資源・海外事業を重視するなら三井物産

幅広い事業ポートフォリオなら住友商事

成長性や事業構造の変化にも注目するなら丸紅

というように比較すると分かりやすいでしょう。

もちろん、これは「この銘柄を買えばいい」という意味ではありません。

投資する前には最新の決算、株価、PER、PBR、配当、業績予想などを確認してください。


まとめ

今回は、NISAで長期保有を検討する候補として、総合商社5社を比較しました。

  • 三菱商事
  • 伊藤忠商事
  • 三井物産
  • 住友商事
  • 丸紅

総合商社の魅力は、資源だけではなく、食品・インフラ・金融・デジタルなど幅広い事業を展開していることです。

また、配当や自己株式取得など、株主還元を重視する企業が多いことも特徴です。

一方で、

資源価格
為替
海外景気
金利
投資先の業績

など、さまざまな要因から影響を受けます。

だからこそ、商社株を選ぶときは単純な配当利回りだけではなく、**「どんな事業で利益を生み出している会社なのか」**まで確認することが重要です。

これまで紹介した**「NISAで買いたい半導体株おすすめ5選」「NISAで買いたい通信株おすすめ5選」「NISAで買いたいエネルギー株おすすめ5選」「NISAで買いたい銀行株おすすめ5選」**と比較すると、それぞれの業種の特徴もより分かりやすくなります。

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