おはようございます。
8月27日(木)、今日も昨日の市場で何が起きたのか、会社員投資家向けに分かりやすく整理していきます。
昨日8月26日(水)の東京市場では、日経平均株価が405円73銭高の6万6,262円16銭となり、2営業日続伸しました。
一方、米国では7月のPCE物価指数が発表され、前年同月比で3.7%上昇。
市場予想の3.6%を上回り、インフレがまだ完全には落ち着いていないことが示されました。
そして、今朝の最大の注目材料がエヌビディアの決算です。
AI関連株の今後を考えるうえでも重要なイベントになっています。
昨日の市場をざっくり確認
まずは8月26日の日本市場と、直近で確認できる米国市場の動きを見ておきましょう。
| 指標 | 動き |
|---|---|
| 日経平均 | 66,262円16銭(+405円73銭) |
| TOPIX | 上昇 |
| NYダウ | 53,577.40ドル(+160.24ドル)※米25日終値 |
| S&P500 | 7,677.28(+24.42)※米25日終値 |
| NASDAQ | 26,151.30(+171.11)※米25日終値 |
| ドル円 | 159円前後 |
| WTI原油 | 82ドル台 |
| 金 | 4,700ドル前後 |
米国株については、8月25日のNY市場でNYダウが160.24ドル高、S&P500が24.42ポイント高、NASDAQが171.11ポイント高となっています。
① 日経平均は405円高で2日続伸
昨日の東京市場では、日経平均が前日比405円73銭高の6万6,262円16銭で取引を終えました。
これで日経平均は2営業日続伸です。
昨日は一時、
6万5,390円55銭
まで下落する場面もありました。
そこから大きく切り返し、最終的には6万6,000円台を回復しています。
特に目立ったのが、半導体関連株の動きです。
市場ではエヌビディア決算への期待が意識されており、日本の半導体関連株にも買いが入りました。
ただし、日経平均の上昇をすべての銘柄が支えたわけではありません。
昨日はアドバンテスト1銘柄だけで日経平均を約302円押し上げたとする分析もあり、指数全体が均等に強かったわけではない点には注意が必要です。
これは初心者の方にも覚えておいてほしいポイントです。
「日経平均が400円上がった=日本株全体が同じように上がった」
とは限りません。
② 米国株はハイテク株が反発
直近の米国市場では、8月25日に主要3指数がそろって上昇しました。
NYダウは53,577.40ドル。
S&P500は7,677.28。
NASDAQは26,151.30。
NASDAQは前日比0.66%上昇し、ハイテク株の買い戻しが目立ちました。
背景の一つとなったのが、
米国債利回りの低下
です。
また、原油価格も下落。
米国とイランを巡る緊張がやや和らぐとの見方から原油が売られ、それがインフレや金利への警戒感を和らげ、株式市場を支える材料になりました。
③ 米PCEは前年比3.7%
昨日、米国では7月のPCE物価指数が発表されました。
PCEはFRBが金融政策を判断するうえで重視する物価指標です。
結果は、
前年同月比+3.7%
でした。
市場予想は3.6%だったため、予想をやや上回っています。
また、前月比では0.2%上昇しました。
食品とエネルギーを除いたコアPCEは、
前年同月比+3.3%
となりました。
こちらも前月と同じ水準です。
つまり、
米国のインフレは落ち着いてきているものの、FRBが目標とする2%にはまだ距離がある
という状況です。
④ PCEの結果で「利上げ」の可能性も意識
今回のPCEは市場予想を少し上回りました。
そのため、金融市場ではFRBが今後の金融政策で利上げを検討する可能性も意識されるようになっています。
Reutersによると、9月のFOMCで25ベーシスポイントの利上げが行われる可能性について、市場の織り込みがPCE発表後に上昇しました。
ただし、
「PCEが予想を上回った=必ず利上げする」
という意味ではありません。
FRBは、
- インフレ
- 雇用
- 消費
- 景気
- 金融市場
など、さまざまなデータを見ながら金融政策を判断します。
そのため、PCEだけで今後の政策を断定するのは避けるべきでしょう。
⑤ ドル円は159円前後
為替市場では、ドル円が159円前後で推移しています。
PCEの結果を受けて米国の金融政策に対する見方が変化すれば、米金利やドル円にも影響する可能性があります。
日本の投資家にとってドル円は重要です。
例えば米国株を保有している場合、
米国株の値動き+ドル円の値動き
の両方が、日本円換算での資産価値に影響します。
そのため米国株を見るときは、株価だけでなく為替も一緒に確認しておきたいところです。
⑥ 原油価格は下落
原油価格も昨日の市場で注目されました。
WTI原油先物は、8月25日の取引で1バレル=82.36ドルまで下落しています。前日比では2.65ドル安でした。
背景には、米国とイランを巡る地政学的な緊張がやや和らぐとの見方があります。
原油価格が下がると、エネルギーコストの低下を通じてインフレ圧力が弱まる可能性があります。
そのため、
原油 → インフレ → 金利 → 株価
という流れで市場を見ることができます。
もちろん、実際の相場は一つの要因だけで決まるわけではありません。
⑦ 今日の最大の注目はエヌビディア決算
そして今日、8月27日の市場で最も注目される材料の一つが、
エヌビディアの決算
です。
エヌビディアはAI向け半導体を代表する企業。
今回の決算では、
- 売上高
- 1株利益
- データセンター事業
- 今後の売上見通し
- AI向け半導体の需要
などが注目されます。
市場予想では、売上高は約920億ドル、調整後EPSは約2.09ドルが見込まれていました。
ただし、決算結果は現時点でまだ記事に入れません。
日本時間8月27日早朝時点では、エヌビディアの決算発表は米国時間8月26日の市場終了後に予定されており、確認できる確定情報がまだないためです。
ここは推測で数字を入れないようにします。
⑧ なぜエヌビディア決算が重要なの?
エヌビディアの決算が注目される理由は、単純に一企業の業績を見るだけではありません。
現在の米国株市場では、AI関連企業への投資が大きなテーマになっています。
エヌビディアの業績が好調なら、
「AI関連への投資はまだ続いている」
という見方につながる可能性があります。
逆に、業績や今後の見通しが市場の期待に届かなければ、
「AI投資の成長ペースは鈍化するのでは?」
という警戒につながる可能性があります。
ただし、決算が良いから必ず株価が上がるわけではありません。
株価にはすでに市場の期待が織り込まれているため、
「良い決算だったか」だけではなく、「市場予想をどの程度上回ったか」
も重要です。
⑨ ジャクソンホールも引き続き重要
今週はジャクソンホール経済シンポジウムも開催されています。
特に注目されるのが、FRBのウォーシュ議長による講演です。
PCEによってインフレへの警戒感が残る中、今後の金融政策についてどのような発言が出てくるのかが注目されています。
今週は、
PCE
↓
エヌビディア決算
↓
ジャクソンホール
と重要材料が続きます。
そのため、株価が大きく動いたとしても、一つのニュースだけで理由を決めつけないことが大切です。
会社員投資家が今日チェックしたい3つのポイント
① 日経平均の上昇が続くか
昨日は405円高となりましたが、アドバンテストなど一部の値がさ株の影響も大きくなっています。
指数だけでなく、どの銘柄・業種が相場を支えているのかにも注目です。
② エヌビディア決算
AI・半導体株だけでなく、NASDAQなど米国ハイテク株全体への影響が注目されます。
決算の数字だけでなく、今後の見通しも確認したいところです。
③ PCEとFRBの金融政策
PCEは3.7%と予想を上回りました。
今後の金利政策にどのような影響を与えるのか、ジャクソンホールでの発言と合わせて確認していきましょう。
今日のまとめ
8月26日の市場では、
- 日経平均は405円73銭高
- 日経平均は2営業日続伸
- アドバンテストなど半導体関連株が相場を押し上げ
- 米国株は直近市場で主要3指数が上昇
- 米7月PCEは前年比3.7%
- コアPCEは前年比3.3%
- ドル円は159円前後
- 原油価格は82ドル台まで下落
- エヌビディア決算への注目が継続
という流れでした。
そして今日の最大の注目材料は、
エヌビディア決算
です。
さらに、ジャクソンホールでのFRB議長発言も控えています。
短期的には値動きが大きくなる可能性がありますが、会社員投資家にとって大切なのは、ニュースを見て毎回売買することではありません。
「なぜ市場が動いたのか」を理解して、自分の長期的な投資方針と照らし合わせること。
これを意識して、今日の市場をチェックしていきましょう。
会社員マネー戦略室から
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今日のニュースをきっかけに、投資の仕組みをもっと知りたい方は、ぜひ過去の記事もチェックしてみてください。
※この記事は2026年8月27日早朝時点で確認できた情報をもとに作成しています。エヌビディアの決算など、記事作成時点で確定していない情報は掲載していません。市場データは更新・訂正される場合があります。投資には元本割れなどのリスクがあります。この記事は特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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