おはようございます。
会社員投資家向けに、昨日の重要な投資・経済ニュースをわかりやすく整理します。
今日のポイントは、
- 日経平均は130円安で3日ぶりに反落
- TOPIXは6日続伸
- エヌビディアの決算は好調
- 米7月PCE価格指数は前年比3.7%上昇
- ドル円は159円台で推移
- ジャクソンホール会議でのFRB議長講演に注目
です。
1.日経平均は3日ぶりに反落
8月27日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比130円18銭安の6万6,131円98銭となり、3日ぶりに反落しました。
一方、TOPIXは前日比6.20ポイント高の4,117.22ポイントとなり、6日続伸しています。
この日はエヌビディアの決算を受けてAI・半導体関連株が買われ、日経平均は一時6万7,000円に迫る場面もありました。
しかし、その後は買いが続かず、最終的には下落して終えています。
つまり、
「AI・半導体株への期待は強いものの、相場全体では利益確定や様子見も出ている」
という展開でした。
2.エヌビディアの決算に注目
今回の市場で大きな注目材料となったのが、米半導体大手エヌビディアの決算です。
8月26日の米国市場終了後に発表された決算では、売上高が大きく伸び、次の四半期についても強い売上高見通しが示されました。
決算発表後の時間外取引では、エヌビディア株が上昇し、AI関連株にも買いが広がりました。
AI関連企業への設備投資が今後も続くのか。
これは米国株だけでなく、日本の半導体関連株を見るうえでも重要なポイントです。
ただし、
「エヌビディアの決算が好調=関連株が必ず上昇する」
というわけではありません。
すでに株価に期待が織り込まれている場合、好決算でも利益確定売りが出ることがあります。
3.米国株は小幅安
8月26日の米国株市場では、主要3指数がそろって下落しました。
- NYダウ:53,463.88ドル(-113.52ドル)
- S&P500:7,675.70(-1.58)
- NASDAQ:26,130.19(-21.10)
いずれも下落幅は小さく、エヌビディアの決算を前に積極的な売買が手控えられた面もありました。
一方で、エヌビディアの決算発表後には時間外取引でAI・半導体関連株が買われています。
そのため、今日の日本株では米国株の終値だけでなく、エヌビディア決算を受けた半導体株の反応が重要になります。
4.米7月PCE価格指数は前年比3.7%上昇
米国では7月の個人消費支出(PCE)価格指数が発表されました。
PCE価格指数は前年同月比で3.7%上昇。
市場予想の3.6%を上回りました。
前月比では0.2%上昇しています。
PCEは、FRBが金融政策を判断するうえで重視している物価指標です。
物価上昇率が高止まりしていることで、
「FRBがすぐに利下げへ動くとは限らない」
との見方につながりやすくなります。
実際、米10年国債利回りは4.64%台まで上昇し、ドル円も159円台で推移しました。
5.ドル円は159円台
為替市場ではドル円が159円台で推移しました。
米国の物価指標が予想をやや上回ったことで、FRBの金融政策を巡る利上げ観測が意識され、ドル買いにつながる場面がありました。
一方、日本では日銀の金融政策も注目されています。
現在の為替市場では、
米国の金利動向+日本銀行の利上げ観測
の両方を見る必要があります。
円安が進めば、海外資産への投資では円換算した評価額が押し上げられる場合があります。
その一方で、輸入物価や生活コストには上昇圧力がかかりやすくなります。
会社員投資家にとっても、ドル円は「海外投資だけの話」ではありません。
6.金価格は米金利を意識した展開
金価格は8月26日の海外市場で下落しました。
金先物は前日比で下落し、米金利の上昇や利益確定売りなどが重荷となりました。
金は利息や配当を生まないため、米国の金利が上昇すると相対的な魅力が低下し、金価格の重荷になることがあります。
ただし、金価格は金利だけで決まるわけではありません。
ドルの動き、インフレ懸念、中央銀行の需要、地政学リスクなど、複数の要因が影響します。
そのため、短期的な金価格の上下だけで判断しないことが大切です。
7.今日の注目は「ジャクソンホール会議」
今日の市場で大きな注目材料となるのが、米国で開催されているジャクソンホール会議です。
FRBの金融政策に関する発言が注目されており、特に金融政策の方向性をどう示すのかがポイントになります。
現在の市場では、
「インフレが高止まりする中で、FRBがどの程度金融緩和に前向きなのか」
が重要なテーマになっています。
発言内容によって米国債金利、ドル、米国株、金などが動く可能性があるため、今日の相場では要注意です。
8.会社員投資家が今日チェックしたいポイント
今日の相場を見るなら、次の5つをチェックしておきたいところです。
① 日経平均とTOPIXの動き
日経平均だけではなく、TOPIXも確認しましょう。
昨日は日経平均が下落する一方、TOPIXは上昇していました。
② 半導体・AI関連株
エヌビディア決算を受けて、日本の半導体関連株がどのように反応するかに注目です。
③ 米国の金利
PCEが高止まりしているため、米国債利回りの動きは引き続き重要です。
④ ドル円
159円台のドル円がどちらに動くのか。
円安・円高は日本株だけでなく、海外資産の円換算評価にも影響します。
⑤ ジャクソンホール会議
FRBの金融政策に関する発言が、株・為替・金利市場にどのような影響を与えるか確認しておきましょう。
まとめ
昨日は、日経平均が3日ぶりに反落する一方、TOPIXは6日続伸しました。
米国ではPCE価格指数が予想をやや上回り、インフレへの警戒が残っています。
その一方で、エヌビディアの決算は好調で、AI関連株への期待も続いています。
つまり現在の市場は、
「AI成長への期待」
と
「インフレ・金利への警戒」
が同時に存在している状態です。
今日の相場では、エヌビディア決算を受けた半導体株の動きに加えて、ジャクソンホール会議でのFRBの発言、米国金利、ドル円の動きを確認しておきたいところです。
会社員投資家の場合、こうしたニュースを見て毎回売買する必要はありません。
長期投資をしているなら、短期的な値動きに振り回されず、自分の投資方針と資産配分を確認することも大切です。
今日も無理に相場を予想するのではなく、
「何が起きているのか」
「それが自分の資産にどう関係するのか」
を確認するところから始めていきましょう。
今日のひとこと
「好材料があっても、金利が上がれば株価の重荷になる。」
今の市場を見るうえでは、この関係を覚えておくとニュースが少しわかりやすくなります。
今日も一日、焦らずいきましょう。
※この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には価格変動などのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。

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