おはようございます。
8月25日、今日も昨日の市場で何が起きたのかを初心者向けに整理していきます。
昨日8月24日(月)は、日本株では日経平均が続落する一方、TOPIXは上昇。米国市場ではS&P500とNASDAQが下落し、ハイテク株が売られました。
一方、金価格は3カ月ぶりの高値まで上昇しています。
今週はエヌビディアの決算、米PCE物価指標、FRBのウォーシュ議長による講演など、市場を動かす材料が集中しています。
昨日の市場をざっくり振り返る
まずは8月24日の主な市場動向です。
| 指標 | 8月24日の終値・動き |
|---|---|
| 日経平均 | 65,528円09銭(前日比488円27銭安) |
| TOPIX | 4,073.29(6.00ポイント高) |
| NYダウ | 53,417.16(140.15ドル高) |
| S&P500 | 7,652.86(21.51ポイント安) |
| NASDAQ | 25,980.19(200.26ポイント安) |
| ドル円 | 158円台後半を中心に推移 |
| 金 | 1オンス4,639.49ドルで終了 |
日経平均は0.74%下落した一方、TOPIXは0.15%上昇しました。米国ではNYダウが上昇した一方、S&P500とNASDAQは下落しています。
① 日経平均は488円安、一方でTOPIXは上昇
昨日の東京市場では、日経平均株価が前週末比488円27銭安の6万5,528円09銭となり、続落しました。
一方、TOPIXは6.00ポイント高の4,073.29と3日続伸しています。
日経平均ではAI・半導体関連株などが売られました。
背景には、前週の米国半導体株の下落や、韓国株の軟調な動きなどがありました。
また、世界的な長期金利の上昇も株式市場の重荷になっています。
ここで注目したいのが、日経平均とTOPIXで動きが分かれたことです。
日経平均は値がさ株などの影響を受けやすい一方、TOPIXはより幅広い銘柄を対象としています。
そのため、
「日経平均が下がった=日本株全体が同じように下がった」
とは限りません。
昨日も、日経平均は下落したものの、TOPIXは上昇しました。
② 米国市場はハイテク株が重荷に
24日の米国市場では、主要3指数がまちまちとなりました。
NYダウは140.15ドル高の53,417.16ドル。
一方、
S&P500は21.51ポイント安の7,652.86。
NASDAQは200.26ポイント安の25,980.19。
となりました。
特にNASDAQの下落が目立っています。
背景の一つとなったのが、ハイテク株・半導体株への売りです。
市場では今週発表されるエヌビディアの決算が大きな注目材料になっています。
AI関連企業への期待が高いだけに、決算内容だけでなく、今後のAI投資や需要について企業側がどのような見通しを示すのかも重要になりそうです。
③ なぜハイテク株が売られているの?
今回の動きを理解するうえで重要なのが、金利です。
一般的に、金利が上昇すると、将来の利益を期待して買われている成長株は相対的に割高と見られやすくなります。
特にAI・ハイテク関連株は、将来の成長への期待が株価に織り込まれているケースが多いため、金利や市場の期待値の変化に反応しやすくなります。
最近は米国の長期金利が高い水準にあり、株式市場では金利動向が引き続き重要なテーマになっています。
ただし、
「金利が上がったら必ずハイテク株が下がる」
という単純な関係ではありません。
企業業績や景気、投資家心理など、複数の要因が株価を動かします。
④ 金価格は3カ月ぶりの高値
昨日は金にも注目が集まりました。
金価格は一時、1オンス=4,680.70ドルまで上昇し、3カ月ぶりの高値をつけました。
その後は4,639.49ドルで取引を終えています。
背景の一つが、米国の長期金利やドルの動きです。
米財務省による国債買い戻し策などを受けて債券利回りとドルが低下したことで、ドル建てで取引される金が買われやすくなりました。
また、市場の不透明感が強まる中で、金への資金流入も続いています。
金関連ETFには、北米・欧州のファンドを中心に大きな資金流入があったと報じられています。
ただし、金も価格が上がり続けるとは限りません。
金価格は金利、ドル、インフレ、地政学リスクなど、さまざまな要因によって変動します。
⑤ ドル円は158円台後半で小動き
24日の東京外国為替市場では、ドル円は158円台後半を中心に推移しました。
午後3時時点では1ドル=158円90銭前後でした。
一時は158円50銭程度まで円高方向に動きましたが、その後は159円近辺まで戻す場面もありました。
今週は米国の経済指標やFRB議長の講演などが予定されているため、為替市場もこれらの材料を意識した動きになりそうです。
特にドル円を見るうえでは、米国の金利がどう動くのかが引き続き重要です。
⑥ 今週最大の注目材料は「エヌビディア決算」
今週の米国市場で特に注目されているのが、エヌビディアの決算です。
AI関連投資が世界的に拡大する中、エヌビディアはAI向け半導体を代表する企業の一つです。
そのため、決算では単純な利益や売上だけでなく、
- AI向け半導体の需要
- 今後の売上見通し
- データセンター関連の成長
- AI投資が今後も続くのか
などが注目されます。
現在の米国株市場ではAI関連株への期待が非常に大きいため、決算内容によってハイテク株全体の投資家心理が変化する可能性があります。
⑦ もう一つの重要材料が「米PCE」
今週は米国のPCE物価指数も発表されます。
PCEは、米国の個人消費に関連する物価動向を見る重要な指標です。
FRBが金融政策を判断するうえでも注目されるため、
インフレがどの程度落ち着いているのか
を確認する材料になります。
物価上昇が強ければ、利下げを急がないとの見方につながる可能性があります。
一方、インフレが落ち着いていることが確認されれば、金融緩和への期待が強まる可能性があります。
ただし、実際の市場反応は他の経済指標やFRBの発言なども含めて決まるため、PCEだけで相場の方向を判断することはできません。
⑧ ジャクソンホールにも注目
今週は米国でジャクソンホール経済シンポジウムが開催されます。
特に注目されているのが、FRBのウォーシュ議長による講演です。
市場では、今後の金融政策やインフレ、金利についてどのような発言が出るのかが注目されています。
FRBの金融政策は、
金利 → 米国債 → 株式 → 為替 → 金
と、さまざまな市場に影響する可能性があります。
そのため、今週は一つのニュースだけを見るのではなく、米国の金利を中心に市場全体を見ることが重要になりそうです。
会社員投資家が今日チェックしたいポイント
今日の市場を見るうえでは、次の3つを意識しておくと分かりやすいでしょう。
① 日本株は日経平均とTOPIXを分けて見る
昨日は日経平均が下落した一方、TOPIXは上昇しました。
「日本株」という一つの言葉だけで判断せず、指数ごとの違いを見ることが大切です。
② 米国ハイテク株はエヌビディア決算前の動きに注目
AI関連株は期待が大きい分、決算や見通しに対する反応も大きくなる可能性があります。
短期的な値動きだけで慌てず、企業の業績や長期的な成長性を見ることも重要です。
③ 金利・ドル・金の動きをセットで見る
最近は、
米国長期金利 → ドル → 株式・金
という市場のつながりが意識されやすくなっています。
一つの価格だけを見るのではなく、複数の市場をセットで確認すると、相場の背景を理解しやすくなります。
今日のまとめ
8月24日の市場では、
- 日経平均は488円安
- TOPIXは小幅上昇
- 米国ではNYダウが上昇
- S&P500とNASDAQは下落
- 米ハイテク・半導体株が重荷
- 金価格は3カ月ぶりの高値
- ドル円は158円台後半を中心に推移
という動きになりました。
そして今週は、
エヌビディア決算
米PCE物価指数
ジャクソンホールでのFRB議長講演
など、相場を動かす可能性のある材料が続きます。
短期的には値動きが大きくなる可能性がありますが、会社員投資家にとって大切なのは、ニュースを見て毎回売買を繰り返すことではありません。
「なぜ市場が動いたのか」を理解し、自分の長期的な投資方針と照らし合わせることが重要です。
今日も焦らず、市場の動きを確認していきましょう。
会社員マネー戦略室から
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※この記事は2026年8月25日時点で確認できた情報をもとに作成しています。市場データは更新・訂正される場合があります。投資には元本割れなどのリスクがあります。この記事は特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
情報源:Reuters、AP通信、日本経済新聞社、時事通信、各種市場データ等

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