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※本記事は、こどもNISAの使い方についての個人的な考えを紹介するものです。特定の配分・商品・運用方法を一律に推奨するものではありません。実践済みの体験談ではなく、仮定の家計例を使って説明しています。
※制度に関する説明は2026年10月9日時点で確認した公式情報に基づきます。こどもNISAは2027年1月開始の制度として案内されています。以下の積立例は、制度開始後の利用を想定しています。www.fsa.go.jp
私なら、家庭や家族全体の備えを資産形成の中心に置きながら、その一部を子ども本人の資産として育てたいと考えます。
例えば、毎月の投資予算が3万円なら、その1割の3,000円をこどもNISAへ。残りの2万7,000円は、家庭や家族全体の将来に備える投資に回すイメージです。
「1割が正解」「月3,000円で十分」という意味ではありません。
子どもの人数、家計の余裕、今ある貯蓄、これから必要になるお金によって、合う配分は変わります。
この記事では、なぜ私がこの使い方を考えるのか、ほかにはどんな方法があるのかを整理します。皆さんが「わが家ならどう使う?」と考えるきっかけになればうれしいです。
家庭や家族全体の備えも、子どもの未来につながる
子どものためにお金を準備したい。その気持ちは大切にしたいですよね。
ただ、家族の暮らしで必要になるお金は、教育費だけではありません。住まいの修繕、車の買い替え、家族の病気、収入の変化、将来の生活費など、いろいろなタイミングで支出があります。
私は、こうした家庭や家族全体の備えを続けることも、子どもの未来を支えることにつながると考えています。
だから、投資に回せるお金をすべてこどもNISAに集めるのではなく、役割を分けたいんです。
| お金の役割 | 私が考える準備のイメージ |
|---|---|
| 日々の暮らしや急な支出に備える | すぐ使える預貯金を確保する |
| 家庭や家族全体の長期的な備え | 家計に合う範囲で資産形成を続ける |
| 子ども本人の将来の選択肢 | こどもNISAなどで本人の資産を準備する |
ここでいう「家庭全体の備え」は、すべてを投資で用意するという意味ではありません。
近いうちに使うお金まで投資すると、必要なときに値下がりしている可能性があります。私は、使う時期が近いお金と、長く運用できるお金を分けたうえで、投資の予算を考えたいです。
月3万円なら、1割の3,000円をこどもNISAへ
今回考えた配分は、次のとおりです。
| 振り分け先 | 毎月の金額 | 投資予算に占める割合 |
|---|---|---|
| 家庭や家族全体に備える自分名義の投資 | 27,000円 | 9割 |
| 子ども本人のためのこどもNISA | 3,000円 | 1割 |
| 合計 | 30,000円 | 10割 |
もともとの3万円に、さらに3,000円を上乗せする例ではありません。今ある投資予算の中で、使い道を分ける考え方です。
もちろん、家庭全体に向けた投資額は3万円から2万7,000円になります。将来、固定費を見直したり、収入に余裕ができたりしたら、投資に回せる総額も少しずつ増やしていきたいと思います。
ただし、増額は必須ではありません。家計が厳しくなれば、積立額を下げることも選択肢です。
なぜ、私なら1割にするのか
1割という数字に、制度上の特別な意味はありません。
私にとっては、家庭や家族全体の備えを中心にしながら、子どもの資産形成も始めるための配分例です。
子どものためのお金を準備した結果、家族の日々の暮らしが苦しくなってしまうなら、配分を考え直したい。逆に、余裕が十分にある家庭なら、もっと大きな割合にする考え方もあると思います。
大切なのは、割合を守ることより、その配分で何を準備したいのかを家族で共有できることです。
こどもNISAは、独り立ちを支える資産として育てたい
私の方針としては、こどもNISAの資産は17歳までは基本的に使わず、その後も本人のNISAで運用を続けることを想定しています。
これは「制度上、17歳まで一切使えない」という説明ではなく、私が考える使い方です。制度には年齢・用途・手続きに応じた払出し条件があります。
こどもNISAは子ども本人名義の口座です。成人向けNISAへの移行の仕組みもあり、非課税保有期間は無期限とされています。移行や払出しの年齢判定は、誕生日だけで判断せず、金融機関の公式案内で確認する必要があります。www.fsa.go.jp
制度を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
お金を渡すだけでなく、管理できるように準備したい
独り立ちするとき、その資産は一人暮らしの初期費用や、学び直し、何かやってみたいことを支えるお金になるかもしれません。
もちろん、どんな目的にも十分な金額になるとは限りません。それでも、本人が選べることを少し増やす資金として準備できたら、意味があると思います。
そして、本人名義の資産だからこそ、成人後にどう使うかは本人の意思を尊重したいです。
私が考える「引き継ぐ」は、親のお金をそのとき初めて渡すことではなく、子ども本人の資産について、本人が理解して管理できるようにすることです。
「積立額はいくらだったのか」「何に投資しているのか」「途中でどれくらい増えたり減ったりしたのか」。そんな話を少しずつできれば、お金と一緒に経験も伝えられそうですよね。
月3,000円を18年間積み立てた場合の試算
小さな金額でも、長く積み立てると元本はまとまった金額になります。
月3,000円を216回積み立てた場合、元本は次のとおりです。
3,000円 × 12か月 × 18年 = 648,000円
一定の利回りで運用できたと仮定すると、結果はこうなります。
| 想定年利 | 積立元本 | 18年後の総額 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 0% | 648,000円 | 648,000円 | 0円 |
| 3% | 648,000円 | 857,821円 | 209,821円 |
| 5% | 648,000円 | 1,047,606円 | 399,606円 |
※毎月末に3,000円を積み立て、年利を12で割った月利で毎月複利計算。手数料・税金は含めず、金額は1円単位で四捨五入しています。年利を実効年率として月利に換算する方法とは結果が異なります。本記事ではTikTokと同じ計算方法に統一しています。
※0歳から18年間積み立てる数学上の例です。実際の利用期間は開始時期や制度上の年齢判定で変わります。こどもNISAの口座区分が必ず216か月続くという意味ではありません。
約85.8万円、約104.8万円は「約束された金額」ではない
投資の利回りは毎年一定ではありません。積立を続けても、売却する時点で元本割れしている可能性があります。
この試算は、将来の受取額を確定するものではなく、積立額・期間・利回りの違いを考える参考です。
私は、子どもに見せるなら、増えた結果だけでなく、途中の値下がりや、積立元本を自分たちで積み上げてきたことも伝えたいです。
また、18年後には物価も変わっているかもしれません。同じ100万円でも、今と同じものを買えるとは限らないため、金額だけで「これで十分」と決めないようにしたいですね。
使う予定が具体的になったら、必要額を預貯金に移す時期も本人と相談したいと思います。
1割配分以外に、私が考える5つの使い方
今回の1割配分が、どの家庭にも合うわけではありません。私なら、次のような方法も候補にします。
1.割合ではなく、毎月の定額を決める
「投資予算の何割」と決めず、子ども1人につき月1,000円、3,000円など、続けられる金額を決める方法です。
毎月の支出として把握しやすく、家庭全体の資産形成と並行して考えやすいと思います。
ただし、子どもが2人なら月3,000円ずつで合計6,000円、3人なら合計9,000円です。1人当たりの金額だけでなく、世帯全体の負担で確認したいですね。
2.教育費の預貯金と、長期運用するお金を分ける
入学金や授業料など、支払う時期が決まっている費用は預貯金で準備し、長く置いておけるお金をこどもNISAに回す考え方です。
私には、この役割分担も分かりやすく感じます。
教育費の準備にこどもNISAを使うこと自体を否定するのではありません。必要な金額をいつ確保するのか、値下がりした場合にどう補うのかまで考えて選びたい、ということです。
3.少額から始めて、家計の変化に合わせて見直す
最初は小さな金額にして、昇給や固定費の見直しなどで余裕ができたら、増額を検討する方法です。
子育て中は、必要な費用も働き方も変わります。最初に決めた金額をずっと守ることより、その時々の暮らしに合うかを確認する方が大切だと思います。
積立の停止・減額と、口座からの払出しは別です。家計に戻す可能性があるお金は、払出し条件も確認してから拠出したいですね。
4.ボーナスの余裕分で、積立を補う
毎月は少額にし、ボーナスから必要な支出や貯蓄を確保した後、残りの一部で積立を補う方法も考えられます。
ただ、ボーナスが予定どおり出る前提で、家族の必須支出を組み立てることは避けたいです。実際に受け取った後で、余裕がある範囲を考えるイメージです。
こどもNISAの買付方法や積立設定の変更方法は、利用する金融機関で確認します。好きなタイミングで一括購入できるとは限りません。
5.今は家庭全体の備えを優先し、あとから検討する
急な支出に対応する預貯金が少ない、近く大きな出費がある、毎月の収支が厳しい。そんな時期なら、今すぐこどもNISAに振り分けない選択もあると思います。
家族の暮らしを安定させることも、子どものための準備です。
「子どものためだから始めなければ」と考えるより、「今の家計で続けられるか」を先に確認したいです。
| 方法 | こんな考え方に合いそう |
|---|---|
| 投資予算の一定割合を振り分ける | 家庭全体の資産形成とのバランスを決めたい |
| 毎月の定額を決める | 月々の負担を把握しやすくしたい |
| 預貯金と役割を分ける | 支払期限のある教育費と長期資金を分けたい |
| 少額から見直す | 家計や働き方の変化に対応したい |
| ボーナスの余裕分で補う | 毎月の負担を大きくしたくない |
| 利用をあとから検討する | まず家庭や家族全体の備えを整えたい |
家族を持つ会社員が、配分を決める前に考えたいこと
私なら、口座を申し込む前に次の5つを整理します。
- 近いうちに使うお金:入学、引っ越し、車の買い替えなど、予定のある支出。
- 急な出費への備え:病気や収入減が起きても、すぐ対応できる預貯金。
- 家庭全体の長期的な備え:住まいや将来の生活費など、子どもの資産と別に準備したいこと。
- 子どもごとの目的と期間:きょうだいの年齢差や進路によって、運用できる時間も変わる。
- 毎月続けられる金額:残業代やボーナスが減っても、無理なく拠出できるか。
「子ども全員に同じ月額」と「同じ年齢のときに同じ金額を準備する」は、同じではありません。
きょうだいの公平さをどう考えるかも、家庭で相談したいところです。投資で増える金額をそろえることはできないので、拠出額や準備の目的など、家族で納得できる基準を持ちたいですね。
税制のメリットと、子ども名義のお金の扱い
ここからは、個人的な方針とは分けて、制度上のポイントを整理します。
運用益の非課税と、資金の配分は別の話
NISAのメリットは、対象となる投資の運用益などが非課税になることです。www.fsa.go.jp
ただし、もともと家庭全体のために親のNISAで運用する予定だった3,000円を、こどもNISAに振り分ける場合、そのお金は親のNISAでも非課税で運用できた可能性があります。
そのため、今回の配分を「必ず節税額が増える方法」と説明するのは適切ではありません。
私が重視したいのは、家庭全体の資産と、子ども本人の資産を区別して準備できることです。
月3,000円の積立と、贈与税
月3,000円を親から子どもへ渡すなら、年間の拠出額は36,000円です。
暦年課税では、子どもがその年にもらった贈与財産を合計し、基礎控除110万円を差し引いて贈与税を計算します。他の贈与も含めた年間合計が110万円以下であれば、原則として贈与税はかかりません。
110万円は、親や祖父母それぞれからの贈与に別々に使える枠ではありません。受け取る子ども側で、その年の贈与を合算します。nta.go.jp
こどもNISAだから、贈与税が特別に免除されるわけではありません。
また、毎年の贈与と、最初から複数年分の給付を受ける権利を契約する場合は、税務上の扱いが異なります。この記事の18年試算は計算上の仮定であり、18年間の贈与契約を勧めるものではありません。nta.go.jp
「管理を引き継ぐ」と「新しく贈与する」を分ける
積立時に贈与が成立し、そのお金が子ども本人の資産になっていれば、将来、本人へ管理を引き継ぐことと、新しく財産を贈与することは別です。
一方、名義だけを子どもにして、実際には親の財産として扱っている場合は、同じ説明はできません。
入金の記録や、子どものために贈与する意思・手続きなどを確認し、「誰の資産なのか」を曖昧にしないことが大切です。具体的な贈与の成立や申告の判断は、税務署・税理士などに確認してください。www.nta.go.jp
家庭に合う配分が決まったら、口座と商品を確認する
こどもNISAを使う方針が決まったら、私は次の点を確認したいです。
- 子どもの口座開設や管理に必要な手続き
- 積立対象の商品と、投資先・リスク・費用
- 積立額の変更や停止の方法
- 払出し条件と、成人後の取扱い
金融機関の案内を調べる際は、受付・申込と、実際にこどもNISAで投資できる時期も分けて確認しましょう。
松井証券などの証券サービスを比較する場合も、先に「何のために、いくら積み立てるか」を整理してから、口座や商品の条件を見ると考えやすいと思います。
※リンク先は証券サービスの案内です。子ども名義の口座・こどもNISAには所定の手続きが必要です。対象商品には元本割れのリスクがあり、投資信託の保有中には信託報酬などの費用がかかります。申込時に最新条件を確認してください。
まとめ|家庭や家族全体の備えと、子どもの未来を少しずつ
私が考える使い方は、家庭や家族全体の資産形成をメインにしながら、投資予算の一部を子ども本人の資産として育てることです。
月3万円のうち3,000円という例も、そのためのひとつの配分にすぎません。
子どもの人数や家計に合わせて、割合を変える。定額で始める。預貯金と分ける。今は見送って、家庭の備えを整える。どれも、考えて選ぶ意味があると思います。
私が大切にしたいのは、無理なく続けられることと、子どもが将来、自分の資産について理解して選べることです。
お金だけでなく、「少しずつ準備してきたこと」「投資には増減があること」「家族で話し合って決めたこと」も伝えられたらうれしいですね。
皆さんの家庭なら、こどもNISAを何のために、どんな配分で使いたいですか?


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