「NTTの株って今どうなの?」
「NTTは配当を増やしているけど、今後も期待できる?」
「通信会社だけど、AIやデータセンターでも成長できるの?」
そんな疑問を持っている投資初心者向けに、NTT(9432)の株を最新情報で分析します。
NTTといえば通信会社のイメージが強いですが、現在は通信事業だけでなく、AI・データセンター・金融・次世代通信などにも事業を広げています。
この記事では、NTTについて、
- 最新の株価
- PER
- PBR
- ROE
- 最新業績
- 2026年度の業績予想
- 配当
- 自社株買い
- AI・データセンター
- AIOWN
- NTTの強み
- リスク
- 今後チェックしたいポイント
まで、初心者にも分かりやすく解説します。
※この記事は特定銘柄の購入を推奨するものではありません。
NTTとはどんな会社?
NTTは、日本を代表する通信・ICT企業です。
「NTT=電話会社」というイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし現在のNTTは、通信インフラを土台として、ICT、グローバル事業、金融、データセンターなど幅広い分野で事業を展開しています。
特に今後の成長を考えるうえでは、AI・データセンター・次世代通信・金融などが重要なポイントです。
NTTの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | NTT株式会社 |
| 証券コード | 9432 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム |
| 決算期 | 3月 |
| 主な事業 | 通信・ICT・金融・データセンターなど |
NTTは非常に規模の大きな企業で、通信インフラを中心とした安定した事業基盤を持っています。
NTTの株価は?
2026年9月15日の終値は178.1円でした。
ただし、株価は日々変動します。
そのため、この記事の株価は2026年9月16日時点で確認した情報として参考にしてください。
株式投資をするときは、実際に注文する前に最新の株価を確認することが大切です。
NTTのPER・PBR・ROEは?
2026年9月16日時点で確認したNTTの主要指標は以下の通りです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| PER | 約14.71倍 |
| PBR | 約1.46倍 |
| ROE | 約10.40% |
| 1株配当予想 | 5.4円 |
| 配当利回り | 約3.0% |
※各数値は株価や会社予想などによって変動します。
ここから、それぞれの指標を簡単に見ていきましょう。
PERとは?
PERは「株価収益率」と呼ばれる指標です。
簡単にいうと、
現在の株価が、会社の利益に対して何倍まで評価されているか
を見るための指標です。
一般的には、
PER=株価÷1株利益(EPS)
で計算します。
ただし、PERだけを見て「割安」「割高」と判断するのは注意が必要です。
同業他社や過去のPER、今後の利益成長などと一緒に確認することが重要です。
株式投資の基本的な指標について詳しく知りたい場合は、
👉 日本株の銘柄分析はどうする?PER・PBR・ROEなど7つの指標を簡単解説
も参考にしてください。
PBRは約1.46倍
PBRは「株価純資産倍率」です。
会社が持っている純資産に対して、株価がどの程度評価されているかを見る指標です。
計算式は、
PBR=株価÷1株あたり純資産(BPS)
です。
NTTの2026年6月末時点のBPSは121.07円です。
PBRを見るときも、単純に「1倍より低いから割安」と判断するのではなく、ROEや利益成長などと組み合わせて考える必要があります。
ROEは約10.4%
ROEは「自己資本利益率」です。
株主から預かった自己資本を使って、どれだけ効率的に利益を生み出しているのかを見る指標です。
NTTのROEは約10.4%。
ただし、ROEが高ければ必ず良い会社というわけではありません。
負債の状況や自己資本比率、キャッシュフローなども合わせて確認することが重要です。
NTTの2025年度業績
まず、直近の2025年度(2026年3月期)の業績を確認してみましょう。
| 項目 | 2025年度 |
|---|---|
| 営業収益 | 14兆4,091億円 |
| 営業利益 | 1兆7,062億円 |
| NTT帰属利益 | 1兆370億円 |
営業収益は前年度比5.1%増、営業利益は3.4%増、NTT帰属利益は3.7%増となりました。
大規模な通信事業を持つNTTですが、売上・利益ともに増加しています。
2026年度第1四半期は増収増益
今回のリライトで特に確認しておきたいのが、2026年度第1四半期の決算です。
NTTが2026年8月6日に発表した第1四半期決算では、以下のようになりました。
| 項目 | 2026年度1Q | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 3兆6,177億円 | +10.9% |
| 営業利益 | 4,251億円 | +4.9% |
| 税引前利益 | 4,214億円 | +7.6% |
| NTT帰属利益 | 2,748億円 | +5.8% |
営業収益、営業利益、最終利益のいずれも前年同期を上回っています。
つまり、2026年度は増収増益でスタートしたことになります。
ただし、第1四半期だけで通期業績を判断することはできません。
今後の四半期決算で、会社計画に対して順調に進んでいるのかを確認する必要があります。
2026年度の通期業績予想
NTTは2026年度について、以下の業績を予想しています。
| 項目 | 2026年度予想 |
|---|---|
| 営業収益 | 15兆600億円 |
| 営業利益 | 1兆7,100億円 |
| NTT帰属利益 | 9,800億円 |
| EBITDA | 3兆4,300億円 |
| EPS | 12.10円 |
ここで注目したいのが、営業収益・営業利益と最終利益の方向性が異なることです。
営業収益と営業利益は増加を見込んでいる一方、NTT帰属利益は2025年度の1兆370億円から、2026年度は9,800億円への減少を予想しています。
そのため、今後は売上高だけを見るのではなく、
最終利益が会社計画どおり進んでいるか
を確認することも重要です。
NTTは16期連続増配を予定
NTTの株主還元を見るうえで、配当も重要です。
2025年度の年間配当は5.3円。
2026年度は5.4円を予定しています。
会社予想どおりに実施されれば、16期連続増配となる予定です。
NTTは長期的に増配を続けているため、配当を重視する投資家からも注目されやすい銘柄です。
ただし、配当金は将来必ず増えるとは限りません。
投資を考える場合は、配当だけでなく利益やキャッシュフローも確認しましょう。
NTTは自社株買いも実施
NTTは2026年5月に、2,000億円を上限とする自己株式取得を決議しています。
自社株買いは、企業が市場から自社の株式を買い戻すものです。
発行済株式数の減少などを通じて、1株あたり利益(EPS)や資本効率に影響する場合があります。
ただし、
自社株買いをしたから株価が必ず上昇する
というわけではありません。
実際の株価は業績、金利、市場環境、投資家心理などさまざまな要因によって変動します。
NTTの成長分野① AI
NTTを今後分析するときに、見逃せないのがAIです。
AIの普及によって、データセンターや通信ネットワークなどのインフラ需要が拡大する可能性があります。
NTTもAIを重要な成長分野として位置付け、法人事業などでAIを活用した事業成長を進める方針を示しています。
NTTにとっては、
AIそのものだけでなく、AIを支える通信・データセンター・ネットワークをどう収益化するのか
がポイントになります。
成長分野② データセンター
AIの普及とともに需要が高まっているのがデータセンターです。
AIサービスを動かすには、大量の計算処理を行うための設備が必要になります。
そのため、
AIの普及 → 計算需要の増加 → データセンター需要
という流れが生まれます。
NTTは国内外でデータセンター事業を展開しており、今後も設備を拡大する計画を示しています。
一方で、データセンターは大規模な設備投資が必要です。
そのため、
データセンター需要が増える=NTTの利益がそのまま増える
とは限りません。
今後は設備投資に対して、どれだけ売上や利益を生み出せるのかを見る必要があります。
成長分野③ AIOWN
NTTを語るうえで、もう一つ重要なのがAIOWNです。
AIOWNは、NTTが進めている次世代の通信・ネットワーク構想です。
AI時代のインフラを支える技術として、NTTはAIOWNの実用化・普及を進めています。
特に注目されるのが、光技術を活用した次世代ネットワークです。
AIによって通信量や計算量が増加すれば、ネットワークの高速化・低遅延化・省電力化も重要になります。
そのため、AIOWNが今後どの程度普及し、実際の売上や利益につながっていくのかがポイントになります。
成長分野④ 金融事業
NTTは通信だけではなく、金融分野にも事業を広げています。
通信サービスを利用する顧客との接点を活用し、
通信+金融+デジタル
という形でサービスを展開できることは、NTTの特徴の一つです。
今後、金融サービスの利用者や収益がどのように伸びていくのかも確認したいポイントです。
NTTの強み
ここまでの内容から、NTTの特徴を整理してみましょう。
①大規模な通信インフラ
通信は現代社会に欠かせないインフラです。
この大きな事業基盤を持っていることは、NTTの重要な特徴です。
②大きな顧客基盤
通信サービスを通じた巨大な顧客接点があります。
その顧客基盤を、金融やデジタルサービスなどへ広げられる可能性があります。
③安定した事業基盤
通信事業を土台にしながら、新しい成長分野への投資を進められる点も特徴です。
④AI・データセンターへの展開
AIの普及によってデータセンターやネットワーク需要が拡大する中、NTTも関連分野への投資を進めています。
NTTのリスク
もちろん、NTTにも注意すべきポイントがあります。
通信事業の競争
国内通信市場では複数の大手企業が競争しています。
料金競争などが激しくなれば、収益性に影響する可能性があります。
大規模な設備投資
AIやデータセンターなどの成長分野には、大きな設備投資が必要です。
投資額に対して十分な利益を生み出せるかが重要になります。
AIOWNの事業化
AIOWNが技術として発展しても、それが必ず大きな利益につながるとは限りません。
普及状況や企業による導入、売上への貢献を確認する必要があります。
海外事業のリスク
海外事業では、
- 為替
- 景気
- 法規制
- 地政学
- 現地企業との競争
などの影響を受ける可能性があります。
NTTの株は配当だけで判断しない
NTTは増配を続けているため、配当を重視する人から注目されやすい銘柄です。
しかし、NTTを分析するときは、
「配当が高いか」だけを見るのではなく、会社全体の成長性を見ること
が重要です。
例えば、
- 営業収益
- 営業利益
- 最終利益
- EPS
- PER
- PBR
- ROE
- 配当
- 自社株買い
- AI
- データセンター
- AIOWN
などをまとめて確認すると、NTTの現在と将来をより理解しやすくなります。
NTTの株を買うなら証券会社も確認
NTTのような日本株への投資を考えるなら、証券会社選びも重要です。
特に、
- 日本株の取引手数料
- NISAへの対応
- 取引画面
- ポイントサービス
- 投資信託の取り扱い
などを比較して、自分に合ったサービスを選びましょう。
日本株やNISAの取引環境を比較したい場合は、👉 **DMM株のサービス内容を確認する**のも一つの方法です。
また、株式投資を含むさまざまな投資サービスを比較したい場合は、👉 **松井証券のサービス内容を確認する**のも選択肢になります。
※証券会社のサービス内容や手数料などは変更される場合があるため、申し込み前に公式情報をご確認ください。
まとめ|NTTの株を初心者向けに分析
今回はNTT(9432)の株を最新情報で分析しました。
重要なポイントをまとめると、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 株価 | 178.1円(9月15日終値) |
| PER | 約14.71倍 |
| PBR | 約1.46倍 |
| ROE | 約10.40% |
| 年間配当 | 5.4円予想 |
| 2026年度1Q | 増収増益 |
| AI | 成長分野として注力 |
| データセンター | 拡大を計画 |
| AIOWN | 次世代通信インフラとして推進 |
| 自社株買い | 2,000億円上限 |
| 主なリスク | 競争・設備投資・海外事業など |
NTTは通信という大きな事業基盤を持ちながら、AI・データセンター・金融・AIOWNなどへ事業領域を広げています。
一方で、2026年度は営業収益・営業利益の増加を予想しているものの、NTT帰属利益については減少を予想しています。
そのため、今後NTTを見るときには、
「通信事業の安定性を維持しながら、新しい成長分野でどれだけ利益を伸ばせるか」
という視点が重要です。
株価だけを見るのではなく、業績・配当・財務・成長投資・リスクをセットで確認するようにしましょう。
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※この記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資には元本割れなどのリスクがあります。株価、PER、PBR、配当利回りなどは変動するため、投資を検討する際は最新の決算資料・IR情報をご確認ください。


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