米国株は23時間取引へ?いつから・日本で何時に買えるかと時間外取引の注意点を解説

昼夜の街並みと時計を背景に、コーラルのカーディガンを着た女の子が、米国株の23時間取引の開始予定と日本で買える時間を案内するイラスト 米国株

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※情報の確認日は2026年10月18日です。取引時間・サービス条件・開始予定は変更される場合があります。計算例は仕組みを説明するための仮定であり、実際の株価や将来の利益を示すものではありません。

「米国株って、夜中しか買えないんじゃないの?」
「23時間取引になると聞いたけれど、もう始まっている?」
「日本の昼間に買える証券会社もあるの?」

米国株は、すでに対象銘柄を日本の昼間に売買できる国内サービスがあります。一方、Nasdaqなどの取引所が進める23時間化は、今後の開始予定です。

この2つは分けて考える必要があります。また、取引所の時間が延びても、利用する証券会社で同じ時間に取引できるとは限りません。

この記事では、通常取引・時間外取引・23時間化の違いと、日本から利用する際の確認項目を整理します。

  1. まず結論|「23時間化」「24時間サービス」「通常取引」は別
  2. 米国株の通常取引は、日本の夜から翌朝
  3. 時間外取引とは?通常取引の前後にも売買する仕組み
    1. 注文受付と、実際の売買は違う
  4. Nasdaqの23時間取引はいつから?開始予定と条件
    1. 23時間化後の時間を日本時間に換算すると?
    2. 週末も含む24時間365日ではない
  5. NYSE Arcaも23時間化を予定|NYSE全体とは区別しよう
  6. 日本でも昼に買える?国内証券会社の対応例
    1. DMM株|通常取引時間と注文受付時間を分けて確認
    2. 松井証券|通常取引前のプレマーケットにも対応
    3. moomoo証券|対象銘柄の24時間取引を提供
  7. 時間外取引のメリット|生活時間に合わせやすくなる可能性
  8. 時間外取引で知っておきたい4つのリスク
    1. ① 注文が成立しない・一部しか成立しない
    2. ② 売値と買値の差が広がる
    3. ③ 決算やニュースで価格が急変する
    4. ④ 時間帯・取引場所で価格が異なる
  9. 注文前に確認したい6項目
    1. 指値は価格を指定できても、約定を保証しない
    2. 未約定の注文を、確認せず重ねない
  10. 会社員は、取引時間が長いサービスを選ぶべき?
  11. よくある質問
    1. 米国株は、もう全部23時間取引になった?
    2. 23時間化を待たないと、日本の昼間には買えない?
    3. 23時間と24時間は、どちらが正しい?
    4. 土日もいつでも取引できる?
    5. 日本が祝日でも売買できる?
    6. 時間外で安く買えれば、お得?
  12. まとめ|何時間開くかより「自分はどう売買できるか」
    1. 参考にした公式情報

まず結論|「23時間化」「24時間サービス」「通常取引」は別

話題2026年10月18日時点で確認した内容
通常取引日本時間で夏22:30〜翌5:00、冬23:30〜翌6:00
Nasdaqの23時間化米国時間2026年12月6日の開始を予定。準備・必要な規則変更などが条件
NYSE Arcaの23時間化同じく米国時間12月6日を目標に準備。承認やシステム整備などが条件
国内証券会社の24時間サービスmoomoo証券などが対象銘柄で提供
自分の口座で利用できる時間証券会社・銘柄・口座区分・注文条件によって異なる

取引所と各社の公式案内に基づく整理です。Nasdaq

大切なのは、「市場側の仕組み」と「自分の口座のサービス」を分けて確認することです。

米国株の基本から整理したい方はこちらへ。

👉米国株の仕組みと、日本株との違いをやさしく確認する

米国株の通常取引は、日本の夜から翌朝

米国株の通常取引時間は、米国東部時間の9:30〜16:00です。日本時間では、夏時間と冬時間で1時間ずれます。

区分日本時間の通常取引
夏時間22:30〜翌5:00
冬時間〈標準時間〉23:30〜翌6:00

※通常の営業日の時間です。休場日・短縮取引日・個別の売買停止などは別途確認してください。

米国の夏時間は、現行制度では3月第2日曜日から11月第1日曜日までです。切替前後は、証券会社のお知らせも確認しましょう。DMM 株

ただし、ここで示したのはあくまで通常取引です。米国株の売買が、すべてこの時間に限られるわけではありません。

時間外取引とは?通常取引の前後にも売買する仕組み

通常取引以外の時間に行う売買が、時間外取引です。

区分基本の意味
プレマーケット通常取引が始まる前の取引
通常取引〈レギュラーマーケット〉米国東部時間9:30〜16:00の取引
アフターマーケット通常取引が終わった後の取引
オーバーナイト取引さらに米国の夜間帯にも広げる取引

時間外取引は、取引所のほか、証券会社が運営する代替取引システム〈ATS〉などで行われる場合があります。利用できる場所や銘柄は、通常取引と同じとは限りません。Investor.gov

注文受付と、実際の売買は違う

例えば、夕方に注文できたとしても、その場で売買が成立するとは限りません。

状態意味
注文受付証券会社が注文を受け付けた状態
発注・取次ぎ売買する市場などへ注文が送られること
約定注文の売買が成立したこと

「昼間に注文できる」と「昼間に売買が成立し得る」は別です。

画面に「受付済」と表示されても、保有株が増えていなければ未約定かもしれません。約定履歴や注文状況まで確認したいですね。

Nasdaqの23時間取引はいつから?開始予定と条件

Nasdaqの公式案内では、米国時間2026年12月6日に、1日23時間・週5日の取引へ移行する予定とされています。

新たに米国東部時間21:00〜翌4:00の時間帯を加える計画です。市場データ配信システムの準備や、必要な規則変更などが条件とされています。Nasdaq

開始はまだ先の予定なので、この記事では「すでに23時間取引になった」とは扱いません。

23時間化後の時間を日本時間に換算すると?

Nasdaqの公表時間を日本時間に換算すると、次のようになります。

時間帯米国東部時間米国の夏時間に対応する日本時間米国の冬時間に対応する日本時間
新たに追加する夜間帯21:00〜翌4:0010:00〜17:0011:00〜18:00
通常取引の前4:00〜9:3017:00〜22:3018:00〜23:30
通常取引9:30〜16:0022:30〜翌5:0023:30〜翌6:00
通常取引の後16:00〜20:00翌5:00〜翌9:00翌6:00〜翌10:00
毎日の休止20:00〜21:00翌9:00〜翌10:00翌10:00〜翌11:00

※公表された予定の時間換算であり、国内証券会社の利用可能時間ではありません。休場・短縮取引などの例外は別途あります。Nasdaq

予定どおり米国東部時間12月6日21:00に始まれば、冬時間の日本では12月7日11:00に相当します。米国の日付と日本の日付が異なる点にも注意しましょう。

週末も含む24時間365日ではない

計画は1日23時間・週5日です。毎日1時間の休止があり、週末や祝日の扱いもあります。

暗号資産のように、土日を含めて常時売買できる仕組みとは違います。

NYSE Arcaも23時間化を予定|NYSE全体とは区別しよう

NYSE Arcaも、米国時間2026年12月6日の23時間取引開始を目標にしています。

公式FAQでは、必要な承認、市場データ配信システムの利用可能性、決済関連のシステム整備などが条件として挙げられています。

ここで注意したいのは、対象がNYSE Arcaだということです。NYSEグループのすべての株式取引所が、一斉に同じ時間へ変更するという説明ではありません。nyse.com

ニュースを読むときは「NYSE」という大きな名称だけでなく、どの取引所・どの商品が対象なのかも確認しましょう。

日本でも昼に買える?国内証券会社の対応例

確認した国内サービスには、次の違いがあります。

証券会社・サービス夏時間の取引時間〈日本時間〉冬時間の取引時間〈日本時間〉確認したい点
DMM株・米国株現物22:30〜翌5:0023:30〜翌6:00注文受付時間は取引時間と別
松井証券・米国株現物17:00〜翌5:0018:00〜翌6:00プレマーケットに対応。時間外設定・注文方法に条件あり
moomoo証券・24時間取引対象銘柄で24時間取引を提供対象銘柄で24時間取引を提供対象銘柄、取引日、時間帯の設定などを確認

各社の公式案内に基づく比較です。DMM 株

※2026年10月18日時点の例であり、全社比較やおすすめ順位ではありません。休場日・短縮取引・メンテナンス・売買停止などで利用できない場合があります。現物株の説明であり、信用取引・オプション等の条件は別です。

DMM株|通常取引時間と注文受付時間を分けて確認

DMM株の米国株現物取引の公式案内では、取引時間は通常取引の時間帯です。一方、注文はそれより前から受け付ける時間があります。

そのため、取引開始前に受け付けた注文が、その時点で売買されるとは限りません。DMM 株

通常取引を利用する購入先として検討するなら、取扱銘柄や注文方法、売買・為替の費用も確認してみてください。

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※この案内は、DMM株が23時間取引・24時間取引に対応しているという意味ではありません。

松井証券|通常取引前のプレマーケットにも対応

松井証券の米国株現物取引では、夏時間17:00〜22:30、冬時間18:00〜23:30のプレマーケットに対応しています。その後は通常取引の時間帯です。

ただし、公式ルールでは成行・逆指値注文を選ぶと「時間外」設定は無効になるなど、条件があります。口座区分や銘柄による制限も確認しましょう。www.matsui.co.jp

夕方の利用も含めて検討する方は、時間外設定と指値注文の扱いを確認してみてください。

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moomoo証券|対象銘柄の24時間取引を提供

moomoo証券は、通常取引と時間外のセッションを組み合わせた、対象銘柄の24時間取引を案内しています。

これは、Nasdaqの23時間化が始まる前から提供されているサービスです。取引所の開始予定と矛盾する話ではありません。moomoo証券

ただし「24時間」という名称でも、土日・祝日を含めて全銘柄をいつでも売買できる意味ではありません。購入したい銘柄が対象か、希望する口座区分・注文方法で使えるかを確認してください。

時間外取引のメリット|生活時間に合わせやすくなる可能性

時間外取引には、通常取引が始まるまで待たずに売買を検討できる利点があります。

  • 対応サービスなら、日本の夕方や昼間にも取引機会を持てる。
  • 通常取引時間外に出たニュースを受けて注文できる場合がある。
  • 深夜まで起きることを前提にせず、生活時間に合わせる選択肢が増える。

ただし、取引機会が増えることと、利益が増えることは別です。

便利な時間帯であっても、そのときの価格や注文条件が自分に合うかは、別に判断する必要があります。

時間外取引で知っておきたい4つのリスク

① 注文が成立しない・一部しか成立しない

時間外は、通常取引より売買の参加者が少なくなる場合があります。

10株買いたくても、条件の合う売り注文が3株分しかなければ、一部だけ成立することがあります。指値を出しても、必ず全株数を買えるわけではありません。

② 売値と買値の差が広がる

すぐ売れる価格と、すぐ買える価格の差を「スプレッド」と呼びます。

仮定の状況すぐ売れる価格すぐ買える価格価格差
価格差が小さい場合99.99ドル100.01ドル0.02ドル
価格差が大きい場合99ドル101ドル2ドル

※実際の銘柄ではなく、仕組みを説明する例です。費用・税金は含みません。

後者では、101ドルで買った直後に99ドルで売ると、株価の方向を予想する以前に、価格差で1株当たり2ドルの差が生じます。

手数料だけでなく、実際にいくらで買え、いくらで売れるかも確認したいですね。

③ 決算やニュースで価格が急変する

企業は通常取引時間外に決算や重要情報を発表することがあります。取引参加者が少ない時間帯に情報が出ると、値動きが大きくなる場合があります。

早く反応できても、有利な価格で売買できるとは限りません。見出しだけで注文せず、発表内容や気配を確認しましょう。

④ 時間帯・取引場所で価格が異なる

時間外の取引場所や参加者は、通常取引と同じとは限りません。ある場所の価格が、ほかでも同じ条件で売買できる価格とは限らない点に注意が必要です。

また、時間外についた価格が、その後の通常取引の開始価格になる保証もありません。

これらは、米国SECの時間外取引に関する投資家向け資料でも説明されている注意点です。Investor.gov

注文前に確認したい6項目

確認項目見ておきたいこと
① 対象銘柄その時間帯の取引対象か
② 口座区分特定・一般・NISAなど、希望する区分で利用できるか
③ 注文方法指値・成行・逆指値など、使える注文は何か
④ 対象時間帯通常取引のみか、時間外も含める設定か
⑤ 有効期限時間帯が変わっても残るか、翌営業日に引き継ぐか
⑥ 費用と資金売買・為替の費用、価格差、必要な余力を確認したか

指値は価格を指定できても、約定を保証しない

買い指値は「指定した価格以下なら買う」という注文です。100ドルの買い指値なら、100ドル以下での購入を条件にします。

ただし、条件の合う相手の注文や市場の状況によって、成立しない場合があります。画面上の価格が指値に達しただけで、必ず自分の注文まで成立するわけではありません。www.investor.gov

また、指値は購入価格の条件であり、購入後の値下がりによる損失を防ぐ仕組みではありません。

未約定の注文を、確認せず重ねない

注文の反映が遅く感じても、同じ注文をすぐに出し直すと、意図せず二重に買ってしまう可能性があります。

未約定・一部約定・全部約定・取消中などの状態を確認してから操作しましょう。時間帯が切り替わる際の注文の扱いも、証券会社によって異なります。www.investor.gov

会社員は、取引時間が長いサービスを選ぶべき?

私が会社員の資産形成として考えるなら、時間の長さだけで購入先を決めず、投資方法と生活に合うかを見たいです。

自分の使い方検討するポイント
通常取引を中心に利用したい取扱銘柄、注文方法、費用、情報の見やすさ
帰宅後の夕方に売買したいプレマーケットの対応時間と注文条件
日本の昼間にも売買したい昼間の売買に対応するサービスと対象銘柄
長期保有を中心にしたい取引時間に加え、資産配分・企業分析・保有費用
夜の値動きが気になって眠れない投資額や確認頻度、保有商品の見直し

取引できる時間が増えても、すべての時間を使う必要はありません。

「自分が確認する時間」「注文前に読む情報」「購入する金額」を決め、仕事や睡眠を守る使い方を考えていきたいですね。

なお、S&P500などに連動する非上場の投資信託を積み立てる場合、今回の米国株の時間帯にリアルタイムで売買する仕組みとは異なります。商品ごとの申込締切や基準価額の扱いを確認してください。

指数と、実際に購入する商品の違いはこちらで整理しています。

👉S&P500・NASDAQ・NYダウの違いと、投資商品の選び方を確認する

よくある質問

米国株は、もう全部23時間取引になった?

いいえ。今回確認したNasdaq・NYSE Arcaの23時間化は、米国時間2026年12月6日を予定・目標とするものです。対象範囲と開始条件があり、すべての取引所・国内口座に一律で適用される話ではありません。

23時間化を待たないと、日本の昼間には買えない?

待つ必要があるとは限りません。すでに対象銘柄の24時間取引を提供する国内サービスがあります。利用する証券会社と銘柄の条件を確認しましょう。

23時間と24時間は、どちらが正しい?

説明している仕組みが違います。Nasdaqなどの23時間化は取引所の運営時間の計画、国内証券会社の24時間取引は複数の時間帯を組み合わせたサービスの案内です。

土日もいつでも取引できる?

今回の23時間化は週5日の枠組みです。24時間サービスも、取引日・米国の休場日・メンテナンス等の条件があります。24時間365日とは考えないようにしましょう。

日本が祝日でも売買できる?

日本が祝日でも米国市場の営業日なら、取引できる場合があります。ただし、証券会社のサービスや入出金の扱いも確認が必要です。

時間外で安く買えれば、お得?

その後の値下がりや価格差の拡大で損失になる可能性があります。「前日の終値より安い」だけで判断せず、企業情報や実際の売買価格を確認しましょう。

まとめ|何時間開くかより「自分はどう売買できるか」

米国株の取引時間を考えるときは、次の3つを分けましょう。

  1. 通常取引の時間。
  2. 証券会社が現在提供する時間外取引。
  3. 今後予定される取引所の23時間化。

すでに日本の昼間に対象銘柄を売買できるサービスもありますが、全社・全銘柄で使えるわけではありません。

時間外取引では、注文の成立しにくさ、売値と買値の差、急な値動きにも注意が必要です。

自分の証券会社・銘柄・口座・注文設定で、何時に売買できるか。

まずそこを確認し、家計と生活を守れる方法で利用していきましょう。

参考にした公式情報

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