「S&P500に投資してみたいけど、投資信託が多くてどれを選べばいい?」
NISAで投資を始めると、こんな疑問を持つ人も多いでしょう。
S&P500に連動する投資信託は複数あり、同じ指数への連動を目指していても、運用会社やコスト、純資産総額、商品設計などには違いがあります。
この記事では、S&P500の基本から、NISAで比較しやすい代表的な投資信託3商品、選ぶときのチェックポイントまで初心者向けに解説します。
この記事で紹介する3商品
① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
② SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
③ 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
- S&P500とは?
- S&P500に投資するメリット
- S&P500に投資できるおすすめ投資信託3選
- ① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- ② SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- ③ 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
- 3商品はどれを選べばいい?
- S&P500なら「500社に均等投資」ではない
- S&P500の注意点
- S&P500と全世界株式、どっちがいい?
- 投資信託そのものの選び方も確認しよう
- NISAでS&P500に投資するときの確認ポイント
- 投資する前に家計も確認する
- 証券会社も比較しておこう
- S&P500投資で迷ったときのチェックリスト
- まとめ|S&P500は「商品」より「仕組み」を理解して選ぼう
S&P500とは?
S&P500は、米国の代表的な大型株を中心に構成される株価指数です。
Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIAなど、世界的に知られる米国企業も含まれています。
S&P500そのものを直接購入するのではなく、S&P500への連動を目指す投資信託やETFを通じて投資するのが一般的です。
つまり、S&P500連動型の投資信託を1本購入することで、米国の代表的な企業群へまとめて投資する形を取りやすくなります。
S&P500に投資するメリット
① 米国の代表的な企業にまとめて投資できる
個別株を一社ずつ選ぶ必要がなく、米国の大型株へまとめて分散投資できます。
② 商品をシンプルに管理しやすい
「米国の大型株に長期で投資する」という考え方が明確なので、投資初心者でも仕組みを理解しやすい選択肢です。
③ NISAで長期の資産形成に活用しやすい
NISAではつみたて投資枠と成長投資枠を利用できます。S&P500連動型の投資信託には、つみたて投資枠の対象となっている商品もあります。金融庁の対象商品一覧は更新されるため、購入前に最新情報を確認しましょう。
S&P500に投資できるおすすめ投資信託3選
| 商品 | 運用会社 | 特徴 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJアセットマネジメント | S&P500連動を目指す代表的な低コスト系ファンド |
| SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | SBIアセットマネジメント | S&P500連動を目指し、バンガードのETFを実質的な投資対象とする商品 |
| 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 楽天投信投資顧問 | S&P500連動を目指す比較的新しい選択肢 |
金融庁のつみたて投資枠対象商品一覧でも、これらのS&P500連動型投資信託が掲載されています。対象商品は更新されるため、最新一覧の確認が重要です。
① eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、S&P500への連動を目指す代表的なインデックスファンドです。
長期の資産形成を目的にS&P500へ投資したい人にとって、比較対象にしやすい商品です。
また、eMAXIS Slimシリーズでは純資産総額に応じて信託報酬率が下がる「受益者還元型信託報酬率」の仕組みも採用されています。具体的な最新の費用は購入前に目論見書などで確認しましょう。
② SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500への連動を目指すインデックスファンドです。
投資対象となる投資信託証券を通じてS&P500への連動を目指す仕組みになっています。
運用会社の公式情報では、購入時手数料・信託財産留保額はなく、ファンドの信託報酬は年0.0638%、投資対象ファンドの費用を含めた実質的な負担は年0.0938%程度と案内されています。費用は変更される可能性があるため、購入前に最新の公式情報を確認してください。
③ 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドも、S&P500への連動を目指すインデックスファンドです。
楽天投信投資顧問が運用しており、S&P500へ投資する商品の比較候補の一つになります。
「S&P500ならどの商品でも同じ」と考えるのではなく、信託報酬、実質的なコスト、純資産総額、NISA対象、購入できる金融機関などを比較しましょう。
3商品はどれを選べばいい?
結論として、3商品のうち「誰にとってもこれが正解」という商品はありません。
S&P500という同じ指数への連動を目指していても、コストや運用方法、純資産総額などが異なるからです。
| 重視したいこと | 確認するポイント |
|---|---|
| コスト | 信託報酬だけでなく実質的なコストも確認 |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠の対象か確認 |
| ファンド規模 | 純資産総額や資金流入・流出の状況を確認 |
| 運用方法 | 何を通じてS&P500への連動を目指すか確認 |
| 続けやすさ | 自分が長期間積立を続けられるか考える |
S&P500なら「500社に均等投資」ではない
S&P500は名前から「500社に同じ金額を投資する」とイメージしがちですが、実際はそうではありません。
指数は時価総額を基準にした構成になっているため、企業によって組入比率が異なります。
そのため、S&P500へ投資するときは、米国の大型企業への投資比率が高くなることを理解しておきましょう。
S&P500の注意点
① 米国に集中する
S&P500は米国株への集中投資です。全世界株式のように複数の国へ分散する商品とは性格が違います。
② 株価が下落する可能性がある
米国の株式市場が下落すれば、S&P500連動型の投資信託も基準価額が下落する可能性があります。
③ 為替の影響を受ける
円から見た米国株への投資では、株価だけでなくドル円などの為替変動も基準価額に影響します。
④ NISAでも元本保証ではない
NISAは税制上の優遇制度であり、投資商品の値下がりを防ぐ制度ではありません。
S&P500と全世界株式、どっちがいい?
S&P500と全世界株式は、どちらが絶対に正解というものではありません。
| S&P500 | 全世界株式 |
|---|---|
| 米国株に集中 | 複数の国・地域に分散 |
| 米国企業の成長に期待する考え方 | 特定の国に集中しない考え方 |
| 米国への集中リスクを受け入れる | 地域分散を重視する |
どちらを選ぶか迷っているなら、単純な過去リターンだけではなく、「どこに投資したいのか」「どの程度の値下がりなら耐えられるのか」「長期で続けられるか」で考えましょう。
投資信託そのものの選び方も確認しよう
S&P500の商品を選ぶときも、「何に投資しているか」「指数」「コスト」「純資産総額」「NISA対象」「分散」「長期で続けられるか」といった基本的な確認が重要です。
👉投資信託を選ぶときに確認したい7つのポイントをチェックする
NISAでS&P500に投資するときの確認ポイント
現在のNISAでは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円、合計で年間360万円まで投資できます。非課税保有限度額は1,800万円で、成長投資枠はそのうち1,200万円が上限です。非課税保有期間は無期限です。
ただし、すべてのS&P500連動商品がすべてのNISA投資枠で購入できるわけではありません。購入前に対象枠を確認しましょう。
投資する前に家計も確認する
S&P500が魅力的に見えても、生活費まで投資に回すのは避けるべきです。
家賃、生活費、近いうちに使うお金、緊急時に必要なお金などを確保したうえで、無理なく続けられる投資額を考えましょう。
証券会社も比較しておこう
NISAでS&P500を積み立てるなら、投資信託だけでなく証券会社の使いやすさも確認しておきましょう。
取り扱い商品、積立設定、ポイントサービス、アプリ、NISAの管理画面などを比較すると、自分に合う証券会社を選びやすくなります。
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S&P500投資で迷ったときのチェックリスト
□ S&P500が何を表す指数なのか理解した
□ 米国株に集中することを理解した
□ 為替変動の影響があることを理解した
□ 信託報酬などのコストを確認した
□ NISAの対象投資枠を確認した
□ 純資産総額や運用方法を確認した
□ 長期で積立を続けられる金額か考えた
まとめ|S&P500は「商品」より「仕組み」を理解して選ぼう
S&P500に投資できる代表的な投資信託には、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド、楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドなどがあります。
ただし、「S&P500ならどれでも同じ」と考えるのではなく、信託報酬、実質的なコスト、純資産総額、運用方法、NISA対象などを確認することが大切です。
また、S&P500は米国株への集中投資なので、全世界株式とはリスクの取り方が異なります。
「どの商品が一番儲かるか」ではなく、「自分が仕組みを理解して、長く続けられるか」を基準に選びましょう。
投資信託は元本保証ではありません。NISAを利用しても、価格が下落する可能性はあります。購入前には必ず最新の公式情報を確認し、自分の家計やリスク許容度に合った金額で投資することが大切です。


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