おはようございます。
今日も、昨日の市場で何が起きたのか、会社員投資家向けに分かりやすく整理していきます。
8月31日の日本株は、朝方に大きく売られたものの、その後は下げ幅を縮小しました。
日経平均株価は一時、前日比1,500円を超えて下落しましたが、最終的には93円63銭安の6万6,311円93銭。
一方、TOPIXは9.58ポイント高の4,156.29となり、8営業日続伸しました。
一方、米国市場では、日本時間9月1日未明の段階でNYダウ、NASDAQともに下落。
背景には、原油価格の上昇や米国のインフレ・金融政策への警戒があります。
この記事では、
- 8月31日の日本株
- 米国株の動き
- ドル円と米国金利
- 原油価格
- 金価格
- 今日から注目したい経済指標
- 会社員投資家が見ておきたいポイント
を整理します。
① 日本株は朝方に急落、その後は下げ幅を縮小
8月31日の東京市場では、日経平均が非常に大きく動きました。
朝方には一時、前日比1,500円を超える下落となり、6万5,000円を割り込む場面もありました。
しかし、その後は徐々に買い戻され、最終的には、
日経平均:66,311.93円(前日比-93.63円)
となりました。
TOPIXは、
4,156.29ポイント(前日比+9.58ポイント)
で、8営業日続伸です。
つまり、昨日の日本株は、
「朝は大幅下落 → その後は急速に下げ幅を縮小」
という値動きでした。
② なぜ日経平均は朝に大きく下落したの?
大きな要因の一つが、前週末の米国市場での半導体株の下落です。
前週末の米国市場では、FRBのウォーシュ議長によるインフレ警戒発言を受けて、米国の金利上昇と利上げ観測が意識されました。
その影響で、NASDAQなどのハイテク株が売られ、日本市場でも半導体関連株を中心に売りが先行しました。
日経平均は半導体関連株の影響を受けやすいため、米国市場の流れを受けて大きく下落したと考えられます。
ただし、売りが一巡すると買い戻しが入り、最終的には93円安まで戻しました。
ここで注目したいのが、
日経平均は大きく下げたものの、TOPIXは上昇した
という点です。
指数だけを見ると「日本株が全面安だった」と感じるかもしれません。
しかし、実際には市場全体で同じように売られていたわけではありません。
③ 日本の長期金利も上昇
8月31日は、日本の長期金利も注目されました。
新発10年国債利回りは**2.940%**まで上昇し、前営業日から0.015ポイント上昇しました。
金利が上昇すると、株式市場では企業の資金調達コストや投資家の資金配分などを通じて、株価に影響する場合があります。
特に、
- 高PERの成長株
- REIT
- 金利に敏感な企業
などは金利の動きを意識されやすくなります。
ただし、
「金利が上がった=株価が必ず下がる」
という単純な関係ではありません。
企業業績や景気、需給、為替など、さまざまな要因を合わせて見る必要があります。
④ 米国株は金利上昇と原油高を警戒
米国市場では、日本時間9月1日4時24分時点で、
NYダウ:53,217.94ドル(-342.05ドル)
NASDAQ:26,308.22ポイント(-94.20)
となっています。
ただし、この記事を作成している時点では米国市場はまだ取引終了前です。
そのため、これは確定した終値ではありません。
今回の米国株で注目されているのが、
原油価格の上昇
と
インフレ・金利への警戒
です。
⑤ 原油価格が上昇
日本時間9月1日4時24分時点で、NY原油先物WTIは、
1バレル=85.70ドル
となり、前日比で2.30ドル、2.76%上昇しています。
原油価格が上昇すると、ガソリンや輸送費など、さまざまなコストに影響する可能性があります。
さらに重要なのが、
原油高 → インフレ圧力 → FRBの金融政策
という流れです。
原油価格が大きく上昇すると、物価上昇への警戒が強まり、FRBが利下げしにくくなる可能性があります。
そのため、原油価格は単なるエネルギー価格ではなく、
株価や金利を考えるうえでも重要な材料
になります。
⑥ 米国10年債利回りも上昇
日本時間9月1日4時24分時点で、米10年債利回りは、
4.750%
となっています。
前日比では0.032ポイント上昇しています。
米国金利が上昇すると、株式市場では特に成長株やハイテク株のバリュエーションが意識されやすくなります。
今回のように、
原油高
↓
インフレ警戒
↓
金利上昇
↓
株価への警戒
という流れが意識される局面では、NASDAQや半導体株の値動きにも注意が必要です。
⑦ ドル円は160円近辺を意識
8月31日の東京市場では、ドル円は1ドル=159.83円でした。
現在のドル円は、
米国金利
FRBの金融政策
日銀の金融政策
日米金利差
などの影響を受けやすい状況です。
ドル円が円安方向に動けば、海外からの輸入コスト上昇につながる一方、日本の輸出企業にとっては円換算の利益を押し上げる要因になる場合があります。
一方で、円高になればその逆の影響が出る可能性があります。
為替を見るときは、
「円安=日本株に良い」
と単純に考えないことが大切です。
企業によってメリット・デメリットが異なるからです。
⑧ 金価格は下落
金価格も昨日から大きく動いています。
日本時間9月1日4時24分時点のNY金先物は、
1トロイオンス=4,482.60ドル
で、前日比47.30ドル安、1.04%下落しています。
金は一般的に、
- 米国金利
- ドル
- インフレ
- 地政学リスク
- 中央銀行の需要
- 投資家の資金移動
など、複数の要因で動きます。
そのため、
「インフレがあるから金は必ず上がる」
というわけではありません。
今回のように米国金利やドルが意識される局面では、金価格が下落することもあります。
金価格について詳しく知りたい方は、
👉 金価格が下落するのはどんなとき?初心者が知っておきたい5つのポイント
も参考にしてください。
また、日本円で金価格を見る場合にはドル円も重要です。
👉 金価格とドル・円の関係|円安になると金はどうなる?初心者向けに解説
金価格とドル円をセットで見ることで、日本の投資家が実際に感じる金価格の動きを理解しやすくなります。
⑨ 今日から注目したいのは米国の雇用関連指標
今週は米国の重要な経済指標が相次ぎます。
特に注目したいのが、
米国8月雇用統計
です。
今週はJOLTS求人件数、ADP雇用統計、ISMなどの経済指標も予定されています。
雇用統計は、米国の雇用環境や景気の状態を確認する重要な材料です。
そして雇用情勢は、
雇用 → 賃金 → 消費 → インフレ → FRBの金融政策
という流れにもつながります。
そのため、
雇用統計の結果が強いか弱いか
だけではなく、
「その結果をFRBがどう受け止めるのか」
まで考えることが重要です。
⑩ 9月相場は「金利・雇用・原油」に注目
9月の相場を見るうえでは、次の3つを特に意識しておきたいところです。
① 米国の雇用
雇用統計などを通じて、米国景気の強さを確認します。
② 米国の金利
FRBの金融政策を考えるうえで、米国債利回りの動きが重要です。
③ 原油価格
原油高がインフレにどう影響するのかに注目です。
これらは別々のニュースに見えますが、実際にはつながっています。
例えば、
原油高
↓
インフレへの警戒
↓
FRBが利下げしにくくなる
↓
米国金利上昇
↓
株価に影響
という流れです。
もちろん、実際の市場はもっと複雑で、企業業績や為替、需給なども影響します。
⑪ 会社員投資家は昨日の急落をどう考える?
昨日の日経平均は、一時1,500円を超える下落となりました。
こうした大きな値動きを見ると、
「投資をやめたほうがいいのでは?」
「今のうちに売ったほうがいいのでは?」
と不安になるかもしれません。
しかし、長期投資をしている場合、1日の値動きだけで投資方針を変更する必要があるとは限りません。
重要なのは、
なぜ下がったのか
を確認することです。
昨日の場合は、
- 米国株の下落
- 半導体株への売り
- 米国金利上昇への警戒
- 日本の長期金利上昇
など、複数の要因が重なっていました。
こうした材料を理解したうえで、
「自分の保有資産にどんな影響があるのか」
を考えることが大切です。
毎月の積立投資をしている人は、短期的な値動きだけで積立をやめるのではなく、自分の投資目的や家計状況を確認することも重要です。
この記事では、無理のない投資額を考えるための基本的な考え方を解説しています。
⑫ NISAで投資している人も短期の値動きに注意
NISAは投資による利益を一定の範囲で非課税にできる制度です。
しかし、
NISAだから価格が下がらない
わけではありません。
株式や投資信託の価格が下落すれば、NISA口座でも評価額は下がります。
だからこそ、
NISA=短期売買で利益を狙う制度
ではなく、
長期的な資産形成のための制度として活用する
という考え方も重要です。
NISAについて詳しく知りたい方は、
👉 NISAとは?初心者にもわかりやすく仕組み・メリット・毎月3万円の積立シミュレーションを解説
も参考にしてください。
NISAで日本株や米国株などの取引を考えている場合は、証券会社の取扱商品や手数料、NISA対応状況などを比較することも大切です。
例えばDMM株では、日本株・米国株・NISAなどのサービスを提供しています。
まとめ|9月相場は「金利・雇用・原油」をチェック
8月31日の日本株は、朝方に大きく下落したものの、その後は下げ幅を縮小しました。
日経平均は、
66,311.93円(-93.63円)
TOPIXは、
4,156.29(+9.58)
でした。
一方、米国市場では日本時間9月1日4時24分時点で、NYダウとNASDAQが下落しています。
背景には、
原油高
米国金利上昇
インフレへの警戒
などがあります。
そして今週は、
米国の雇用統計
をはじめとした重要な経済指標が控えています。
9月相場を見るうえでは、
株価だけでなく、金利・為替・原油・雇用
をセットで確認していきたいところです。
会社員投資家にとっては、毎日の値動きをすべて予想する必要はありません。
「今日はなぜ株価が動いたのか?」
「そのニュースは金利や為替にどう影響するのか?」
を少しずつ理解していくことが、長期的な投資判断にもつながります。
今日も焦らず、市場の動きを確認していきましょう。
※この記事は2026年9月1日早朝時点で確認できた情報をもとに作成しています。米国市場の数値については、記事作成時点で取引終了前のものを含みます。市場データは更新・訂正される場合があります。本記事は特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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